2004年06月23日
新宿二丁目 へぎそば 昆
新宿二丁目、3軒目の蕎麦屋。まるで居酒屋のよう。皆さんぐいぐいやってます。
へぎそばというのは
川端康成の有名な作品『雪国』の舞台となった新潟県。正確には湯沢周辺だが、この地域を含め県全域は”雪の新潟”と称されるほど、積雪と寒さの厳しい土地。中でも県の中南部に位置する小千谷市、十日町市などはその代表格。雪深い小千谷市の名産に、海草を使った珍しいそば「へぎそば」があります。へぎそばとは、「ふのり」という海草をつなぎに使ったそば。越後地方で”へぎ”と呼ばれる杉の器に入って出されることから、こう呼ばれています。
器の中で小分けされたそばは、海の波を表しているといわれ、涼の趣がたっぷりです。小千谷市といえば古くから小千谷縮という織物で有名です。市内を流れる信濃川の支流で寒風吹きすさぶなか川で織り上がった布を濯ぐ様は大変な作業と思いますが、一幅の浮世絵を見る想いがします。
そしてその後「布海苔」を使って本仕上げします。そんなわけで小千谷には年中布海苔には不自由しないので安定してそばのつなぎとして使われるようになったといわれています。
です。新潟なだけあって、メニューは日本酒が充実。越後三梅が揃ってます。やはり、酒は越後ですな。淡麗辛口、口当たり水のごとし。おっと、ここは飲み屋じゃなくて蕎麦屋だった。
蕎麦もうまいし、酒もうまいし、いうことなし。新宿二丁目の三軒は非常にレベル高いです。
Posted by daisuke | TrackBack | オフィシャルサイトトップへ戻る
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