December 01, 2007

まるで大晦日のようだ

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かわいい3色お豆さん

昨日は今年の営業最後の日で、まるで大晦日のような気分でした。
朝から野沢菜を漬けました。野沢菜を収穫して、みんなでかわるがわる、
洗って、漬けて、となかなかに大変な仕事。キッチンで洗ったのだけど、
キッチン中にすごいグリーンな気に満ちていた。
なんていうか、野沢菜からむんむんと立ち上るエネルギーがあったっていうか。
てんとう虫もいっぱい。かわいい。
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信州人なのに野沢菜も漬けたことないなんて~と臼井さん
笑いつつ嘆かれたが、やれてうれしかった。
味噌づくりも驚いたけど、実にシンプルで、でも出来上がりを
想像すると不思議な世界、、、発酵ってすごい。
実際にやってみるとほんとにおもしろいです。

土の香りがする食材、全身で味わうことのできる食材、
素朴で実りと手仕事の喜びに溢れた食材。
ここへ来て、豊かさの質がふっくらと変わったようです。

こういう食材が豊富にマーケットに出回るようになればいいのにな~。
世の中もそれを食べた人も少しずつ変わるでしょう。
加工食品は種類も豊富で、便利で手軽でそして安いけれども、
何も考えなくても食べられるところがなんだか恐い。
原材料や作る過程や健康に及ぼす影響など、
問題はたくさんあるが、それ以上にもいただくときの
ありがたさがなんだか全然違うな、と思う。

暮れて、野菜くずが溜まってしまったので、畑にひとり捨てに外へ出た。
庭と畑の植物たちは霜が降ってほとんどが眠りについたよう。
なんだか感慨にふけりながら、戻ってくるときにシャロムを眺めると、
灯がともされて美しい佇まいだった。暖。
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(写真、なんだかうまく撮れてないけど…
ほんとはもっとやわらかく暖かい感じがして、美しい)

1ヶ月といったら短い時間だけれど、毎日毎日、星たちと月と日の光が
降り注ぎ、雨が降り、雪が降りして、季節はうつろい、日々が過ぎていきました。

…目の前のことに追われて、忘れていたことがたくさんあった。
待つことや、僅かだけ手を添えることや、人と分け合うこと、
こんなことをだいじに新しい一年を丁寧に過ごしていきたい。

                  ・・・
今朝は半日かけてレストランと、ペンションの大掃除をした。
動物性の食物をほとんど扱わないので、掃除がらくちん。
雑巾でごしごしするだけでサッパリきれいになったのには驚きました。
洗剤要らず。
こんなところも菜食のいいところだなって改めて思った次第です。

ゆうべ遅くまで起きてたので、何人かはごはんのあと眠くて寝ちゃったみたい。
まきちゃんは、自転車で、おでかけ。すてき。
ひさしぶりにひとりになった。これから読書をしよう。幸せ。

師走です、今年も健康で過ごせたことに感謝。
できることを、楽しくいっしょうけんめいにやるだけだけど、
そうすることでしかまわりの人に希望を与えることはできないし。
やるだけ。私がますます私らしくあるように、新しい一年を過ごそう。
あ、まだ師走始まったばっかりか…でもそんな気分。

投稿者 chaco : December 1, 2007 04:02 PM
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