電車に乗って、静岡へ。
ごかさんちと、木の花さんという2本立ての旅。
ごかいちさんは、シャロムで長い間スタッフをしていた人で、
静岡の谷あいの村の古民家に住んでいて、自然農の畑を営み、
自給自足的生活をしている人で、シャロムで知り合いました。
電車を降りてみるとあまりに何もないところだし、それにものすごい谷なので、
日照時間が超短くて、なんと真昼だというのに既に日は沈みかけてて、驚いた。
(ちなみに、日の出は8時ちょっと前とかだったので、‘半日村’より短い…)
ごかさんは、こまごまと七輪をあやつってはおいしいお茶や
八つ頭とか、さつまいもとかを炊き込んだ甘い玄米ごはんや、味噌汁を作ってくれ、
そのどれもにちゃんと愛情がこもってて、とにかくどれもものすごーく、おいしいのだ。
ランプに照らされたみんなの顔が輝いてて、にこにことかわいくおしゃべりを
しながらごはんを食べて、寒かったけど最高によかった。
空いた時間には、みんなで縄をなってなんとなく注連飾りを作ったり、
おしゃべりしながらたくあんをつけたり、年の暮れ近いので、
ごかさんちの大掃除を手伝ったり、そのへんをぶらぶらお散歩したりして
しごくのんびり、楽しく過ごした。ごかさん家には電気がないので、
午後になるともう暗くて、だいたい外にいた。夜は豆炭あんかをコタツに入れて、
それを寝るときには抱っこして、のびさんとさくらちゃんと川の字で寝た。
彼の普通の暮らしというのは、現代の一般的な日本人の暮らしとは
ぜんぜん違うけれど、そして私もこういう暮らしに今すぐ入れるかと聞かれたら
無理だろうと思うけれど、それでもしみじみと、根っこの部分でうれしい何かが
ぐうっとやってくるのがわかった。そしてこういうことのよさがわかる人は、彼に
会ったらいつでもうれしいと思う。なんていうか、彼が幸せだとまわりの人も
きっとうれしいっていう、そんな稀有なあり方をしている人だと思う。
帰りにごかさんがお土産のお芋とか、わたしたちが気に入って散々食べた
梅酒の梅とかをもたせてくれたが、そのときにひとりひとりにお手紙をくれて、感激。
こんなにもあたたかにもてなしてくれたこと、ほんとうにありがたいと思う。
また、遊びに行きますね!