朝、雨のなか大家さんに連れられて、借りる予定の別畑を見に行く。
草を抜かず刈り倒すので、周囲から苦情がでないようにと、
村外れを選んでくれていて、好きなように使ったらいいと言ってくださり、ありがたい。
…はいいけど、300坪だよっ!
しばらく使ってない畑で草ぼうぼうで、自然農を始めるには理想的な雰囲気だった。
ただ、鹿よけはかなり重要とみた…鹿天国なロケーション。
運よく前の借主さんが残していった鉄の支柱が半分は残っているので、
ネットと、残り半分をなんとかしなけりゃ…。
豆と雑穀は鹿よけをしてこちらの別畑でやって、
葉ものや日々収穫が必要な野菜は村中の畑でやるのが大まかな計画だ。
仕事の後で、馨さんの畑を見せてもらう。
馨さんが思考錯誤の末たどり着いたというちょっと変わったやり方をしていて、
秋に土の上に目一杯ぶあつく藁を敷き詰めてあり、
下の土はミミズがいっぱいで超ふかふか。
春の種蒔きはその藁をどかして蒔いてやる。
藁がまわりに敷いてあるので草はあまり生えないみたい。
藁を分けてもらったので、仕事の後で村中の畑に持っていき、
昨日畝を立てた部分に人参とオクラの種を蒔いた。
草がないので、蒔いたあと土を軽く押さえて、
乾燥よけに藁切りで細かく切った藁をかけておく。
草一本もない土に、藁が敷かれ、見たことのない風景になった。
地主のじーちゃん、なんて言うかな…。
夕方畑をやると人気がないので静かだけども、寒くてちょっとさみしい…。
もう少し暖かくなったら朝も畑に出ようと思う。
さて、久々にひとり暮しだが、ひとりぶんのごはんづくりはなかなか時間がかかる。
というか、まとめて作るとラクチンだけどずっと同じものを食べる羽目になり
どうしても飽きるので、手まめに毎回つくらざるを得ないのだ。
朝そこそこ早起きだが、ごはんを作ってお茶をいれるともう仕事に行く時間で、
仕方ないのでポットに煎れたて茶を移して出勤している。