長坂の自然農学びの会に行ってたくさん元気をもらい、畑に出るのを楽しみに帰
ってきたら途中で雷アンド雨になり、すごすご家に帰ってきた。
三井さんは何気ない所作で草を刈ってゆくが、作物まで刈っちゃいました…みた
いなことはなさそうで、魔法のようで、身のこなしが美しいのだった。手を入れ
たあとの畑も美しくて、いいものを見せていただいた。
草をいちどきに全部刈り倒してしまうと、虫が大移動したりして別の問題を招き
かねないから、少しずつやったほうがいいとおっしゃっていたが、作物だけをき
れいに残してまわりの草を刈るとかなりすっきりして自分的には満足度が高いん
だけど、このへんに自然に寄り添う態度が如実に出るんだな…。今まで気にも止
めなかったような自分のささいな行動が、自分のエゴだなあと再認識させられる
ことが多い。より一歩自然に歩み寄りじっと待つことでいただける恵み。
自然農とはいえ栽培するからには収穫は欲しい。放任でなく手を加える必要があ
るが、どこまで手を貸すかが人それぞれに違うところでおもしろい。それがよか
ったか悪かったのかも、複雑な要素が絡み合う自然界では今年よくても来年はだ
めとか、慢心してはならないと語りかけるかのようだ。
畑でお話を伺っていると、自然農を何年もやっている三井さんや館野さんも毎年
いろいろなやり方を試しているのがわかって、足を運んだ甲斐があったと思う。
出会い…もすばらしかった。マヤ歴の告げるそうあるべき出会いにわくわく。畑
で繋がる縁がこれから増えていくと思うがだいじにしたいもの。
帰り際詩織ちゃんのバイト先のハンモック屋さんに寄ってほてった身体を沈めて
からおうちに帰った。