November 14, 2008

満月の夜に / 神つ実

シャロムへ…

やわらかいやさしい手。
おいしいお蕎麦。
素朴で力づよい大地の恵みパンたち…
赤いぶくぶく温泉。
紅葉…すんと抜けた青空。…長野の空。

夜、PCにむかう私の前で、1歳になる娘さんのための手作りエプロンの
作り方を控えたりしているてるさんと、おしゃべりしたり、しなかったり。
ちょっとむこうのほうで、まきちゃんたちおしゃべり。
そのうちにちょいっと白ワインの残りをみんなで飲んでみたり。

この、それぞれにやりたいことをやってるんだけど、
ときどきしゃべったりしゃべらなかったり、気ままに気兼ねなく
やわらかな自由な空気と時間を共有できるっていうこと。
そのことがうらやましい、とてるさんの奥さんが言ってたときいた。

そうそう、温度が合うんだよね。ありがとありがと。
で、すっかり元気でましたY。

満月。
大きく明るく輝く澄んだ光。
何かが満ちて、次の新しいドアを開けるのにいいような気がした。
ミクロコスモス…わたしのなかの宇宙も、満ちて…欠けて…繰り返し呼応して…
美しい満月の晩のあけた朝、待っていた便りが届いた。
新しいドアだ。

今日蓼科へ戻って、馨さんのところへ顔を出したら
ガマズミの実だけを絞って漉した赤い汁を使って大根の漬物を作るという。
きれいな真っ赤な色に、杏のような香りの漬物になるんだって!
霜がきたところで採取しないといけないらしい。

というわけで、興味津々でちょこっと下ごしらえを手伝う。
(これでおすそ分けにありつく権利あるよね…)

神つ実、というのが由来との説も?
花も実も冴えるように美しい木。
指はほんのりピンク色に。
馨さんとぴんくは似合わないのでおかしかった。

アロマは佳境…今日はスキンケア。
ハンドクリームの実習だったので、カモマイル・ジャーマンを入れた
きれいな薄いモスグリーンのクリームに仕上げた。
ローズウッド、ラベンダー・スピカ、サンダルウッドを入れたブレンド。
きれいな香りだが、実力派…のはず。
あかぎれくん、治りますようーに!

午後は蓼科でお茶したり、郭公でおしゃべりしたり、定番?のコース。
晴れた日はどこまでも黄金色。
紅葉も北と南でこんなに違うけれど、どこもかしこもそこにしかない趣があって、
日本って美しいなあとほうとため息の出る気持ち。
四季よ大地の恵みよありがとう。

投稿者 chaco : November 14, 2008 11:30 PM
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