アロマ・アドバイザーの資格が無事、取れました。
(できるかぎり早くに結果をお知らせしますね、とは言ってたが、
試験をお昼に終えて午後には採点して連絡をくれたのでびっくりした。
ほんとうに良心的だ…)
9月の終わりから通い始めて今年の締めくくりのような
感じで自分では思ってたので、無事合格できてほんとにほっとしています。
NARDのカリキュラムは、フランス式のメディカルアロマセラピーがベースで、
ともかくよい精油を使い、精油ありきというのが信条で、
科学的な知識も多く、難しいといえば難しい。
「モノテルペン炭化水素類」とか「芳香族アルデヒド類」など芳香成分名や、
その作用、禁忌、それらの成分を含む精油など、
覚えにくいいろいろをざっと理解しなければいけない。
でも、身につけておけばあとは成分表を参照しながら
自分でどんどん幅を広げていける、「使える」知識だ。
成分、体質、香りの3つのファクターから精油を選んでいく。
まずは、自分(もしくは相手)に寄り添って、身体の声を聞くところから…
相手に最適のブレンドが実現できる可能性があるところは
アロマのよいところだ。ただ、そのよさを活かすためには
精油の知識や、経験以外に、対象に寄り添うことがたいせつになってくる。
(結果ではなく)プロセスが問われることは、自然農にせよ、
今年の自分のキーワードだったんだけど、実にぴったりきたというか…
プロセスを確認・観察しながら、心をどこに置くかということが
自分にとってはとてもだいじだったように思う。
動物と違って、じっと動かない、忍耐をもった植物…
太陽のエネルギーを貯蔵した植物からいただく、世界中から集められた、
貴重な精油の一滴一滴。
どんな場所に…?どんなふうに…?どんな人が…?
そんなことに想いを馳せるひとときも愛おしいです。
豊富な経験から蓄積された確かな知識だけでなく、
たいせつにしていることのエッセンスを時間を割いて惜しみなく
授けてくださった萩尾先生にも、ハーバルノートにも、感謝です。
蓼科ハーバルノートに出会って、
アロマの勉強を最初に始めて7-8年経つけれど、
その間に随分身体の声を聞くことと、さまざまなことへの興味の幅が広く
深まったなあと思う。アロマ、植物、整体やヨガやアーユルヴェーダ、
環境のこと、食べもの、ライフスタイル、医療のこと、ものをたいせつに使うこと…
・・・・
山浦の暮らし、畑、田んぼのお手伝い、味噌や梅干、お醤油づくり、
森、お料理やお菓子づくり、無農薬の八百屋さんで働いたこと、
美術館と、山野草の農場で働いたこと、冬ごもりおばあの会や、手仕事いろいろ。
アロマ、野草や山菜、カラマツストーブ、こなけん、養生園、六ヶ所村、
加子母、なかや、…旅、出会い…友達、たいせつな人との別れ…
…実りの多い一年でした。ありがたいです。
来年はまた台湾に行って大きく環境も変わるけれど、
今ここ、をたいせつに、自分の内面をたいせつに、
つながりをたいせつに…ゆったりと暮らしていけたらなあと思います。
愛と光がともにありますように。
そして世界に広がりますように。