屋久島最後の夜はともよさんのお誕生日なので、
永田いなか浜のすてきな宿に。
宿のおとうさんとおかあさんと、囲炉裏を囲んで山の話、
島の暮らし、今の世の中のこと、いろいろなお話。
昔の民家を生かした個性的ででも品のある気分のよい建物。
眠っているんだけど、波の音はずっと聞こえている。
波の音、杉の香りに包まれて、随分幸せな夢をみた。
朝起きたときの感じでいうと、お地蔵様のほほえみのようなやさしい気分。
毎日とりたてて大したことはしていなくて、のんびり過ごした日々だったが
今日はびゅーっと屋久島・鹿児島・羽田・新宿・上諏訪と
乗り継ぎ乗り継ぎで、あっという間に帰ってきてしまった。あれれ。
思いがけず、自分のなかで肥やしになるような深い旅になった。
屋久島は、ただ通り過ぎたのでなく、
自分のなかで生きて意味ある出来事になった場所かもしれない。