お休み、台風。引越しは彼のお父さんの勧めにしたがってちょっとだけ、延期。
ちょうど中秋節が引越しになりそうなので、なんか記念日ですぐに思い出せそうな。
朝ゆっくり起きて台所にいったらおばあちゃんがお昼ごはんをつくり始めてた。
それからお母さんがやってきて、誰がごはんをつくるかで揉めて、
結局お母さんが作ることに。私はすこしだけお手伝い。
あとはどうやって作るのか、道具の使い方とか炒め方とかを見てた。
どれも簡単だけど、これを毎日、大家族のために作るとなるとやっぱり
それはたいへんだろうなあ。
(…そ、それにしても油使うわねえ…やっぱり見ると日本人にはちょっとびっくりする量だ。
水を加えて乳化しちゃうんで、食べるとそんなに油っこいこともないんだけどね)
(まこもと豚肉炒め)
油たっぷり、にんにくふたかけつぶしたの、さわさわっとしたら、
まこもを入れて炒める。(最初に水をジャーと加えて大丈夫)
味付けは塩とだしの素少々、それから肉加えて炒めあわせる。
肉は多分前日の残りものだったんだけど、少し悪くなりかけてたので、
除いて食べる。
まこもって日本じゃ結構高いよねって感じだけど、台湾はたくさん食べる。
(炒高麗菜=炒めキャベツ)
油、にんにく、ちぎったキャベツ入れて、水ジャー、炒めて塩。
(サメとセロリの炒め物)
油、鯊魚(サメ)の切り身を先にさっと炒めて、しょうがととうがらしを入れて、
セロリの先の部分を入れて炒め、塩で調味。
サメってわからなかった、お母さんが「鯊魚」って教えてくれて、
「海の魚?」とか間抜けな質問をしたところに「サメが淡水にいるわけないじゃん!」って
彼がやってきたのだった。はは。
(豚肉のチャーシューみたいの)
外で買ったやつを切るだけ。お父さんが最初に例でふた切れ切って、
それ真似して私が切った。これが、彼の家で私が包丁使った最初の料理だ。
料理じゃないけど、笑。切っただけだけど。
(へちまのスープ)
絲瓜としょうがのスープ、味はなんかスープキューブ使ってた。
台所に来たときはすでに作り始めてたけど、多分最初に炒めて
水を加えて、コトコト煮て、味を調えるって感じのもの。
(昆布と白ゴマとしょうがの和え物)
なんかよくわからんが甘酸っぱくてうまい(三杯酢みたいな味付け)お父さんが作ったやつ。
(ごはん)
ごはんはさつまいもを一緒に炊いたもの。
彼は白いごはんを食べないので、私だけ。
なんでごはん食べないのかなー。
できたら円卓でぐるり。いただきます。
おいしかった、自分の家庭の味じゃないけど、これがだんだん、
自分の味になってくのかなってそんなふうに今思う。
…で、新しいことは楽しくてでもちょっぴり慣れないのでくたびれて、
ホームシックはきっとこれなのかなあっていう感じがわかってきた。
今まで外国で暮らしていても、ひとりで暮らしてあんまり外と交わらない限りは
私が日本で今までにしてきた暮らしとさほど変わらずに、暮らしてきたから。
最初の2,3ヶ月は勿論慣れるまでさみしかったりとか、あったと思うけど
今は慣れちゃったから。また新しいこと…少しずつ…おもしろーい。