December 15, 2010

行ったことのない国へ行く。

今までに行ったことのない国に行った。
仕事だったので、空港からまっすぐにバスに乗って一時間半、
車内では同僚といろいろ仕事の話とかしていて、窓の外がとっぷり暗くなり、
外国に来たっていう感じがしない。

同僚の台湾人エンジニア3人と、4人旅。
夜ごはんは近所のショッピングモールのフードコートで
辛~いスープをいただいた。初めて使う紙幣は価値がよくわからなくて
おもちゃみたいだ。

寒い国で、床暖房もたっぷりで、部屋は乾燥している。
自分で調節ができなくて、暑くてちょっと寝苦しい。
同僚にきいたら、みんなクーラーを使ってたそうだ。
(ここで迷わず使うあたりが実際的な台湾人らしい。日本人てこういうの
気がひけるよね)

ホテルの部屋は、ここがお膝元、のこの国を誇るメーカーの
電気製品でいっぱい。冷蔵庫、クーラー、テレビ、電子レンジ…
でもここはラブホテルのしつらいで、
(お客さんが予約してくれたんだけど、どんなはからいだ…)
大きな大きなジャグジーつきのお風呂に、ひとりぽかーんと浸かる。
表があんまり寒かったので、足の芯が冷えたままで、助かった。

言葉は全然わからず。
でも見た目がかなり近いので、みんながだいたい現地の言葉で話しかけてくる。

翌日は、一日たっぷりと、仕事だった。
お客さんの本社は、ここのサイトだけで2万4千人(!)がいるとかいう
巨大な一個の街みたいになってて、ものすごーく、独特な雰囲気の場所だった。

ものすごーく、厳格なセキュリティチェック。
パスポートを提出して、PCは全員のシリアルナンバーを登録、
携帯は写真が撮れないようにレンズ部分をシールで塞がれる、
その他サイト内で使用する電気製品は全て届け出、
使用しないものは開封できないタイプの袋に入れて保管、
なんとUSBのメモリースティックにいたるまで登録申請しないといけないのだ。

そういったあれこれを美人の受付のおねえさんがしてくれるのだが、
役所かインフルエンザ流行期の病院の待合室かのような込みっぷり、
しかもいろんな人種がいる、という不思議な後継だった。

また広大の敷地内に今やひとつしかないという屋外の喫煙所では、
11時半~13時半までと喫煙時間が厳しく決められてて、
そこはものすごい人だかりで、その全員が煙草を吸ってるという
漫画のような光景で、何もかも、おもしろかった。

私は初めてビジネスをする国なので、いろいろ観察してみるが、
意思決定のプロセスは日本に近いのか、和というか円満な合意を大事にする感じ。
台湾のトップダウンとはかなりギャップがある。でも要求ははっきりしていて、タフだ。

そうして、打ち合わせは難航に難航を重ね、終了はまたも11時過ぎ、
今回も会議室でピザと相成りました。さすがにみんなへとへとで、
飲みにでかける気力もなく、通訳として応援にきてくれた親会社の
現地事務所の営業くんがいい人で、電車で帰れなくなってしまった彼につきあい、
みんなでちょっとした料理を出してくれる酒が飲める店にでかけ、
焼酎をビールで割るっていう飲み物をいただく。辛い鍋をつつく。

ホテルの部屋に戻るとすでに1時半でくらくらしたが、ダーリンに電話をかけ、
それから仕事をし、窓のない部屋で寝る。

そしてまた、空港までのバスにまっすぐのって、まっすぐこの国を後にしたのでした。
なにか、ひとつの国に行ったというより、あの巨大な電子王国へ行った、という、
そういうことですね。まあそれはそれで、おもしろかった。

まだこれから行く機会は何度もありそうですので、
また時間を作って今度は探索するぞ!

で、昨日は飛行機機材トラブルで2時間遅れで会社には結局行けず、
プランを変えてごはんをまじめに作った。
炊きたての白米と、冷凍しておいたあじの開きと、かに玉と
キャベツと豚肉の炒めたの、ごぼうの味噌汁。
あ~、ひさびさのうちごはん、おいしかった…(辛くないし…)。

で、ごはん食べてお風呂入ってちょっと横になったら寝てて、気づいたら3時半で
ああ~仕事しようと思ってたのに…とかいいつつ、まあそんなで起きて仕事しても
しょうーもないんで、そのままぐうぐう寝たとさ。

さて、今日も今日とて忙しかった。
これからもうちょっと仕事するです。


投稿者 chaco : December 15, 2010 06:58 PM
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