年の瀬ですねえ、
とかいって、台湾にいると別にそうでもないんだけど
でも自分は明後日から日本に休暇で!(勝手に休んで帰るだけだけど)帰国なので
年越しを日本で迎えられる喜びにてわくわくしてます。
週末はクリスマスで、行き当たりバッタリに計画もなくていたけれど、
金曜日の夜は少し遅くなって事務所を出たので、逆にレストラン2nd runに入るところで
イタリアンのお店にスルリ!と潜り込めました。すこし、クリスマスらしい雰囲気。
私はマフラーを編みかけて止まってるので、何も贈り物がなくて申し訳ないなあ、と
思ってたんだけど、彼は今までに撮った写真、彼のと私のと、ミルキーのと、なんかを
いろいろまとめて、キーホルダーになる小さなフォトブックを作っててくれました。
マフラー、その気になれば1日でできるよって言ったのにもう2ヶ月くらい経ったなあ…
スマンね。日本に行く前に!だって。そうだよね。
土曜日は海のほうまで出かけて、海鮮ものの市場でエビやら蟹やら貝やらを買う。
蟹とエビはシンプルに茹でてお醤油で、それからエビの半分でエビチリを作って、
貝はホーリーバジルとで彼がさっと炒め物を作ってくれた。
(パパに電話して作り方をきいたのでした)
道がスゲー混んでてそれだけでほぼ半日終わっちゃったんだけど。
で、スペインの値段のかわいいスパークリングを開けたら具合よくはまって、
私はじゃんじゃんとひたすら飲み、彼はひたすらと食べながら、えんえんと
お喋りを楽しんで、すごいいい夜だった。
いつも理路整然としている彼に、
「ねえ、恋愛にあんまり理論を振りかざすのも、どうかと思うんだよね。
いっこだけ、私あなたのそういうとこ、好きじゃないんだけど」
と言うと
「俺も好きじゃない!」
と即答で言ったのがおかしかった。
日曜日は朝ごはんは昨日立ち寄ったお店でバゲットを買ったので、それで
パンペルデュを作ってあげたら、大変好評でこちらが驚くほどであった。
台湾人って味に関してはコンサバなので、こういうあまり普段食べつけないものを
初めて出すときは結構勇気がいるのだ。
久々にマヤコーヒーも頂いた、幸せ。
それにしても、さむ~~~~い!!
でもえいやと外に出て、日曜日は彼と一緒に髪を切りにでかけた。
台北の日本人の美容師さんのお店。この間試して、よかったので。
それから、日本に帰国するときに持っていくお土産を買いに台北まで。
パイナップルケーキ(目当ての店がなくなってた…このパターン、ありがちな台湾…)、
カラスミ…カラスミは空港で買うととっても高いので、市場へ出かけて
「台湾おじさん」(=とても典型的な人のいい台湾のおっさん)から買った。
ぴかぴかして、おいしそう。
お茶は詹家の「茶」と書かれた茶色のでかい壺のなかに茶がいっぱい入ってて、
それをお父さんが持たせてくれた。みんなで、客間でごそごそ…。
それから台所でしばし結婚までのプロセスについてみんなで話をする。
先週のこと、台湾では「提親」っていうプロセスがあって、新郎の家族が
新婦の家を訪問し、結婚の申し込みをしつつ、結婚式の段取りについて
いろいろ具体的な話(日取りだけでなく、かなり具体的なお金の話までするそう~な)を
するらしいんだけど、訪問するときの人数は基本は6人、多ければ多いほどいい!そうで、
6人で行ってもいいか、と聞かれたので、提親のことすら知らんかった私は
ああ、これは正直面倒だ…と思ってたんでした。
台北からの帰り道ずっとこの話をしてたんだけど、彼の御両親は
「10人以上だとチケットが安くなるみたい」ってな感覚らしいので、
は~、これは溝はでかいな、と彼に「日本では近年結納ってのも省くとこが多くて、
まあ通常は結婚が決まったら双方の両親を招いて食事会をするくらいだよー。
あとは大体結婚する当人たちが決めて、親に報告するんじゃないかな~」
説明するが、なんか、なかなか折り合わず…
まー、でも帰って「えーと、私が思ってたんは、観光にもいい時期選んで
お父さんとお母さんに日本に来て頂いてね、食事でもしながら両親紹介して、
あとは温泉なんかでのんびりしてもらえたらってそれくらいに考えてたんで…
日本だとその程度でいいんだけども、どうかなあ?」と素直に伝えると
意外にあっさりと「そうなの?じゃあいいじゃん、それで」ってお返事。
その間にもばあちゃんが彼氏に髭を剃ってゆくようにとか小言を言い続け、
みんなが一気に喋り続けるので、私も彼も食事を食べる頃には
「……」みたいな感じになってて、彼にいたっては「なんじゃよ、ノイズが多すぎるよ」と
若干キレ気味だしで、はは、なんだかな~ってな感じで。
まあまあ。ぼちぼちでいきましょう、と心構えでいるけど、
喧嘩とかしそうだなあ。末っ子同士ねえ。
「さよさよ」といきたいところ。
何事もねえ、主張の強すぎる自分に随分疲れたものだけど
今後は人に道を譲りつつ、自分の気分も通せるような
スマートな人になりたい。