ゆうべは元宵(旧暦の小正月)で、ナンシーと一緒に山塘街という
蘇州で有名な水路沿いの古い通りにでかけた。
小さな水路のに沿ってずっと赤い提灯が灯り、空にはまんまるの満月と、
祈りをこめて空に放たれたたくさんの天燈(ランタン)。
興奮気味の中国語に混ざって(大陸の人はやっぱり声が大きい…)韓国語や日本語も聞こえてくる。
観光客向けの高そうなお店は避けて、地元の人しか入ってないが、
人でいっぱいの麺のお店で、シンプルな蘇州の麺と、やわらかくない小龍包と、
芝麻湯圓(中に甘い胡麻の入ったもち団子)をふたりで分けていただく。
食べてる間にお店が停電になったけど、通りの赤い提灯の光がうっすらと
窓から差し込んでいて、それはなんだかいい雰囲気で、
お客さんもサプライズによろこんでいたみたい。それはほんの1,2分のことだったけど
停電が戻ったときも私達はにこにこ。
夜遅くまでたっぷり店をひやかして、櫛と、それからこっちの子どもが使うという
手のカバー…枕みたいな形をしてて、両手を中に突っ込んで暖めるというもの。
いろんな柄があって、かわいい。ひとつ10元だった…を買う。
途中で彼から電話があって、宝石のお店の人に電話で確認したら、
昨日ダイヤの入荷があって、大体予算の範囲でさらに大きな石が見つかったとのこと。
私、それこそ鼻くそみたいなダイヤでもいいよと思ってたんだけど、
一生懸命探してくれて、うれしかったなあ。
いい担当の人にも会えたのも、ラッキーだった。
ちょっと恐らく予算オーバーなので、ほんとに大丈夫なの~?と言ったら、
「ここんとこは議論はお断り!でもそのかわりずっと俺にやさしくしてよね」みたいなことを言ってて
はいはい、そうですかと。
時がきてこなれてしまえば今みたいなハイな状態ではなくなるんだろうけど
指輪はそんなときを思い起こさせてくれるのかな、なんていうことも思ったり。
さて、夜は再びマッサージへ。
店の人があまりにナチュラルに「お茶?ジュース?コーヒー?どれにする?」とか
「アロマオイルとマッサージクリームとどっちがいい?アロマオイルはラベンダーとローズがあります」とか
言いうので、すごーーーく素直に「あ、じゃあお茶で」とか「ラベンダーのにしてください」とか
いったら、あとで会計が倍以上になってたので、驚いた。追加料金を告げずに希望をきいて、
水増しするテクニックだな…。
今まで中国で何度もマッサージに行ってるのに、なんかこういうだまされ方したのって、初めてのような。
帰って彼にそのことを告げると
「なんじゃよ~、セールスが金にシビアでなくてどうするの。こんなの初歩のテクニックだよ。
セールスふたりしてこんなんで、うちの会社やばいよな~」となかなかするどいコメントをしてくださり、
はい、学習しましたよ・・・。
今日は風邪気味なのでオフィスには行かず、寮の部屋で仕事。
内線も使えるしネットもあるので、会議がない限りはここで仕事できちゃうのだ。
夕方ZWと食事の予定…。食べ物にはうるさいZWのこと、おいしいもの、食べれるかな?
明日帰国だ、うれしいな。