じゅんじくんの田植えを手伝いに。
今年初めて不耕起ということで、
わさわさ草をかきわけかきわけの田植え。
当然筋つけもできないし、紐を張るでもないので、たいそう曲がりつつ、
植えたはしから苗を草のなかに見失うので曲がりに曲がった田植えだったが、
おもしろかった。
稲が大きくなってきたらまた爆笑かも…あまりに曲がってるんですもの…。
稲の‘い’は命のい、‘ね’は根っこのね…
水と土と緑の世界にぴったり寄り添い入りこんで、
自然に五感がむくむくと働き始める感じがする。
足腰の疲労感もなんのその…他には得られない気持ちよさ楽しさだ。
夕方たんぼを上がってふたりで石遊の湯へ。
なんともなんとも、ここちよい…。
まきちゃんと葉月ちゃん、どちらも長くつきあいたいと思う大好きな友達が遊び
に来てくれた。
ほんわかしたし、ぎゅうっと楽しい時間を過ごした。
まきちゃんのお水…今日は一日中手袋を外していてもちっともかさかさせず、
すごく調子がよかった。ありがとう…ありがとう!
昼間は霧ヶ峰で染めをやってるH川さんのおうちへお邪魔した。
のっけから、確信に迫るコメントの数々…。
日々の暮らしのなかで生まれるもの…
…プロになるために絞り込まなければいけない領域と成長との関係…
ためになるお話で、かつ親と子かそれ以上に年の離れた女たちが時間を
共有し互いに会えたことを喜びあうような充実感ですっかり幸せな気持ちになった。
昼ごはんをみんなで作って持って行ったので分け合いつついただいたが、
どれもこれも簡素だがしみじみおいしく、一緒に食べれたことでますますの
おいしさうれしさ。
シャロぱん、手づくりマーマレード、豆ごはんのおにぎり、
H川さんの庭で採れたみつばの胡麻和え、
尚子さんにいただいたおいしいじゃが芋とラディッシュ、ほうれん草と
にんじんを入れた目にもおいしいポテトサラダ、
まきちゃんの作ってくれたもちきびと大根葉の炊いたの、
キャベツとたかきびの味噌炒め、などなど…。
すっかり長居をしたが楽しくあっという間だった。
夕方石遊の湯へ行ってまき嬢と汗しつつおしゃべりし、
夜は三人で蓼科でごはんを食べた。
苦しいことって生きていれば当然あるが、
受け止めて自分でまるごと引き受け考え考え、結論を出していくしかない。
向かい風に対しても強くやさしく歩いていくこともできる愛しい友人たちを
ほんとうにほんとうに、誇らしく思う。
夜は家に帰ってお世話になった人たちにお礼に差し上げるためのクッキーを
何種類も焼いた。酒かすクラッカー、うまい…。
暑くて暑くてしかたないので、できるかぎり涼しいところを求めて
ひんぱんに場所を変えながら地道に施肥。
この夏は昨年を越える暑さになるんだって!どうしよう…!
うちの大家さんちはじいちゃんとばあちゃんで、
もりもり元気に農業を続けているが、百姓って言うとき、
必ず「お百姓」って言うね。
そのことにフト気付いたけど、あたしも今度からそう言おう。
ところで山浦語、、、
会話は諏訪の方言の強いのって感じでほぼ理解できるが、
固有名詞に結構知らない言葉が出てくる。
草木の呼び名とか…いろいろ。
野カンゾウのことはカンズだかカンジだかと言ってて
最初ぜんぜんわからなかった。
たとえば奈良漬けを樽から出しながらはつえさんが
「粕が好きなようで゛まみ゛がちょいちょい来ちゃ蓋開けて食うだよ~」
と言っていたが、まみって…?どうやらアナグマのこと?
はつえさんに聞いたら
「おめさん゛まみ゛知らねぇ~?ほれ、あの、狸だかムジナだかのあいさ(間)みてぇの…」
うーん。「狸穴」って言うわね。
そしてこうして文字に起こすと諏訪弁もなかなかのものだ。
あたしは村の人と話すときは距離が縮まる気がするのでだいたい諏訪の言葉使ってるけど、なんだかどんどん身についちゃってベタベタのおばあみたいになってきた。
昔、つきあってる男の子(名古屋出身)にナチュラルに諏訪弁で話し掛けたら
「ていうかそれ全然かわいくないから!」
って言われた。
たしかに女の人も男みてぇな喋り方するもんなぁ。なんでなんだろー。
マイ田植え長靴買っちゃった!うほーい。
久しぶりにみっちり花苑バイト。
肥料やりが追い付かず、肥料をくれたところは
青々だが、まだのところはなかなか伸びず。ちょっとあせり気味…。
夕方尚子さんに分けてもらったニラを畑に移植した。
とうもろこしの苗とハーブも。
ワタシ的には草が生えてくるのはうれしいが
地主のおじいちゃんは
「手ぇ入れにゃ~、めた草生えるでしっかりやれよう!」
と笑顔で葉っぱかけられる…
草は刈り倒すって毎回言ってるのに…泣。
でもでも!週末の雨→晴れでぐんと野菜たちが伸びてきた!
畑からきれいな夕日を眺めて今日も幸せな気分だ。
尚子さんちの田植えへ。
諏訪の森のフードは素材にこだわったが、
お米は尚子さんの丹精したお米を分けてもらった。
これがうまいのなんのって!
どのくらいうまいかというと、生米でポリポリ食べても甘くておいしいのだった。
はざかけしたお米はやっぱり甘みが強いよう。
粉もの研究会のメンバー中心にたくさん尚子さんの友達が集まって、
にぎやかに手植え。
料理上手の尚子さんだけあって、
えごまだれのもち玄米おはぎやたかきびの山椒だれのだんごとか、
手のかかったきれいで贅沢でおいしいおやつもいただき、
お田植えはたいへんだったけど最高に楽しかった。
五感がむくむくむくむく動き出すっていう感じ。田植えは楽しい!
今日はコシヒカリともち米と黒米の三種類を一反のたんぼに植えた。
たんぼの生き物の種類や蛙の鳴き声の聞き分け方など教わりつつ、
いろんなおしゃべりしつつ。
尚子さんはとにかく明るくて一緒にいるだけで心がぱあっと明るくなる
すてきなねえさんだ。
畑もたんぼもお家もせかせかしてなくて気持ちがよくて、すてき。
だいすき。
7時にはたんぼまるまる植え終わり、
そのまま尚子さんちでゆっこちゃんとお母さんといっしょに夕ごはんをご馳走になった。
畑で採れたてのにらやアスパラは塩だけで妙においしいし、
こんにゃくの炒めたのとか漬物とか、とにかく何を食べても体が喜ぶ感じで、
会話も楽しかった。
充実してハッピーな一日だった。
朝はみんなゆっくり起きる。
美濃戸のりょうくんの家はほんとうに森のなかなのでいろんな鳥の鳴き声が聞こえて、
窓から緑もたくさんみえて、きれいな朝だった。
冬しか知らなかったので緑の季節もまた美しくて感動した。雪の季節も相当
きれいなのだけど、いいなあ。
私のとこも結構山だが、昔ながらの集落のどんまんなか…なので人気(年寄りっ気?)
むんむんだ。全然ちがう。
おじーやおばーと話すのは好きなので、これはこれでいいんだけど。
みんなで昨日の残りごはんをおいしいおいしいと自画自賛しつつゆっくりいただ
き、とむとゆっくり片付けをした。
あんなに食べたのに、残りごはんで焼きおにぎりまで作って
なかや醤油にとぽんとつけて食べたら止まらなくなるすてきなおいしさだった…。
bちゃんお持ち帰りたべものセットをどしどし作ったが、
人に食べ物を分けてあげるのが私ってほんとう好きなんだなあ…。
雨が久しぶりに降ったので畑の野菜の小さな芽たちもうれしそうにぐんと一段と
大きくなっていた。元気パワー充電…!
石遊の湯でほっこり暖まってから両親の家へ。
残った食材をいろいろ持って行ったが、
はつえさんの漬物がやっぱりすばらしくおいしく、
漬物ばかりバリバリいただいた。
明日は尚子さんちの田植えだ。
ここのところ田植えのお手伝い関連のメールがあ
ちこち知り合いから舞い込み、メールを開いたら田植え、とかお田植え、とかの
件名が並んでいて妙にかわいかった。ウワー!わくわくしてしかたない!
尚子さんの畑&たんぼはこの間おじゃましたばかりだが、
ものすごく気持ちいい場所なんだ。
おやつも用意してるよとメールにあったので尚子さんのおやつファンとしては
倍ほども胸が高鳴るのであった。(…食いしん坊日記か!)
朝からはつえさんに漬物と元気を分けてもらい、笹原を出発。
持つべきは素敵で元気な大家さん!
昼にはまかないを仕上げ、午後会場へ。
昨日は急に連れてこられて驚いていたような木たちだったが、
早くも会場に溶け込みつつあり、森に包まれるような優しさ気持ち良さがあってよかった。
暗くなればなるほどキラキラ葉枝が輝いてすてきだった。
あっちゃんは自分のライブもあってたいへんだったと思うが、
手慣れててものすごく頼もしく、それでいてかわいいおっとり空気を絶やさないので、
一緒にいてにこにこと楽しくお店をやった。素敵…。
女子同士でやるお店っていいなぁ。
今回メニューはマクロビをベースにして
動物性の食材が一切入っていなかったが、
布一枚で仕切られた隣の店からはじゅうじゅうと肉の焼ける音が聞こえて、
いたくもかゆくもないのに肉を喰らいながらニヤニヤとみねちゃんが何度も
得意げに私たちの前を横切るので笑った。
お隣りのケーキ屋さんからわけてもらったケーキもおいしかった!
カナディアンファームのすぐ下のカフェです。近々行ってみよう!
…料理も概ね好評でほっとしたが、来てくれたお客さんや友達やスタッフのいい
顔がたくさんみれて、こういうことこそが人生の宝だなあと思う。
片付けを終え、美濃戸で寝についたのは2時くらいだったが、
とむとおやすみと言い合い、ぱちんと電気を消してもらったら、
暗闇にカラマツストーブの火がくゆりくゆりと揺れていて信じられないほど
幸せな気持ちになった。
仕込みの一日。
美濃戸のおうちは大工仕事中で、ずっと釘を打つ音や
大工仕事の友達の話し声だとかが聞こえていていい感じだった。
家のなかではとむとふたりでじっくりと料理に取り組む。
カラマツストーブで玉葱を4時間も炒めて、まる一日煮込んだカレー…
おいしくできるだろうか…。
おやつにカンビオさんの差し入れトマトをみんなで食べて
あまりのおいしさに驚くが、自然農を営むじゅんじくんが
「おいしい…けど、俺のトマトもうまいよ~」
と言っててかわいかった。
夕方設営に会場に顔を出すと、雨で屋内に変更になったものの、
きこりの実力行使?で、会場に森ができていて、言葉も出ないくらいに感動した…。
なんだか魔法のようだった。
熱い想いにじんとくるくらい。
いいイベントになりそうだ。
ゆうべは月がきれいだった。
9時頃大家さんちと裏の高橋さんちにちょっとずつ顔を出す。
隣近所の付き合いっていいな。
高橋さんからは苗屋さんのとこで廃棄にするという苗を救ったというので受け取る。
とうもろこし、なす、トマト、ししとうなど、いろいろ。
種から蒔いたのと較べてみようと思う。
天気がいいので村中の畑に種をたくさんまいた。
バジル、えごま、とんぶり、ししとう、ルッコラ、おかのりなど。
発砲スチロールに土を入れて白かきちしゃとリーフレタスも。
なす、甘とう、ピーマンは苗を砂地から土のポットへ移植。
先日移植したトマトも根がちゃんとついたか、元気よい。
別畑用に在来種のカボチャの種をやはり発砲スチロールの箱に蒔いた。
隣で田植えの準備中のばあちゃんに甘夏柑をいただいた。
帰って昼ごはん。
午後はイベントの準備に追われる。
カンビオに仕入れのため顔を出したら、鈴木さんよりトマト1ケース他
たくさん野菜の差し入れ。
ありがたいありがたい…。
夜は美濃戸で段取り打ち合わせと試作。
ごま汁粉、かなりおいしくなったぞ!
帰って大根をぬかに漬けてからひと息…明日は一日仕込みだ!
りょうくんちは改築(追築…?)中なので、大工仕事まっしぐら…の横で仕込みだ。
おいしくおいしく…できますように。
まずはまずは、SEVEN DAYS主催のイベント『諏訪の森』のお知らせ!
5.24,Sat 長野県原村 原村村民の森にて。
場所は、原村の樅の木荘の側です。
http://sevendays.pof.jp/suwano-mori.html
昼間は緑化創造舎の木こりの面々を講師に、間伐講習。
夜はライブとお酒とフードで、ゆるゆると。
一日、森が開放されるので、のんびりきもちよく、過ごせそうです。
遊びに来てね。
山と触れ合うためのいろんなしかけが満載です。
山をもっともっと身近に感じてもらえたらいいなと思います。
で、今回久しぶりにフード出店をさせてもらうことになりましたので、
告知させてください。
haochi長いこと休養してましたが、今回'JAH'mmy Cafe(ヤーミーカフェ)という名の
新しいユニットを作っちゃいました。
*JAHジャーでなくて'ハレルヤー'のヤーで読んでね。
yummy(おいしい)とラスタファライ神様のJAHを掛け合わせました。
米、豆、雑穀と野菜を豊富につかった地球とからだにやさしいメニュー、
大地の恵みに感謝して、心をこめて作ります。
ぜひぜひ、食べにいらしてね。
***MENU***(予定)
◎お腹がすいたら♪
*ひよこ豆のベジカレー
*有機野菜のミネストローネ
◎おつまみに・・・
*焼きたてバゲット2種のペースト
:::そら豆とひよこ豆ペースト
:::アマランサスタラモ
*はつえさんの漬物盛り合わせ
◎ほっとスイーツ
*白玉入り豆乳ごま汁粉(ホット)
*びわ茶(黒炒り玄米入り)
土曜日、諏訪の森でお待ちしてます。
そういえば…化粧を普段ぜんぜんしないのだが、
おとつい、ついに顔を洗い忘れて花苑に行ってしまい、我ながらびっくりした…。
ナチュラルすぎだろう、いくらなんでも。
ちなみにこれと同じ恥ずかしさで、仕事の後で野良を着たまま風呂へ行き、
その後何にも予定がないと寝間着に着替えて、
インターネット閲覧などしてるんだけど、
こういう状態で町から来たふつうの友達(親しい人は別としても)に
会ったら恥ずかしいかもなぁ…、向こうもびっくりするだろう。
家の延長のようなあまりのくつろぎっぷりに。
村中の畑のじいちゃんは昔話にでてきそうなやさしいおじいちゃん。
オイラのへたっぴな畝立ても種おろしも、なんでもにこにこして
「じょうずぅこさえたじゃ~(上手に作ったね)」
などとほめてくれるので、「てへ♪」と思いすっかり孫気分爆発で甘えているが、
よって畑はいまいちのままだ…。
米の籾ガラが大量に余っているという人と話をしたので、
何かに使えないか馨さんに聞いてみたが、
籾やイネ科の植物の表面に見られる白い産毛みたいなのは、
実はガラス繊維なんだそう。
で、ガラスは熱を奪うんでここらへんの寒冷地で使う肥料としては適さないということ。
ってことはコンポストに入れても逆に温度が下がって醗酵が遅くなるのかな~。
籾ガラと聞いてウド畑にこんもり積むくらいしか思いつかなかったが、
籾ガラを多くかけておいたウドは、そうでないウドに較べて春先の成育が遅いそう。
うーん…あとは灰にするか…
蕎麦ガラの乾燥させたのが肥料にいいらしい。
花苑のポット苗でも施肥したものとそうでないものでは植物のエネルギーとか
色味が全然違ってくるように思う。
蕎麦もちょっぴり蒔こうかな…。
ゆるゆるとつながる…いい宵…ゆるゆる…楽しく…。
ハウスで薪ステーション開きの反省会兼打ち上げ。
久しぶりに緑化メンバー総勢ともいっぺんに会えてよかった。
sigh,それにしても。
あたしがほんとうのほんとうにつながっているはずの人…はここにいないので、
まるでうたぐる日々。
小川の小石にひっかかった木の葉のように、いつかは流れ去るはずだろうに。
しがみついてささやかなる抵抗。
なるようにしかならないと山の静寂に想う。
カラマツストーブの薪ステーション開き。
2時間ほどのイベントだったが準備の甲斐あり、スムーズに進んでホッとした。
りょうくんの、今なぜ間伐が必要かというテーマのプレゼンは力作で、
たくさんの人に話を聞いてもらいたかったので、ほんとうによかったと思う。
それにね、仲間ってありがたいな。
お昼ごはんの後で高橋さんとポット苗の植え替えなど。
直蒔きのオクラの芽がでた…かわいい!丸い丸い芽だ。
畑を後にしてカンビオへ。
忙しいが、カンビオのお客さんてゆっくり買い物してってくれる人が大半なので
すこし落ち着いて、レジで店番しつつ、宮澤賢治の教員時代の教え子だった
おじいちゃんたちのインタビューの本を読んだ。
いきいきと賢治の人柄や行動が伝わってきて楽しい本だった。
Yさんに「ヒコサンヒメシャラ」を話題にしたメールを送ったところ、
「ところでぼくは一人で密かに「生物名カタカナ表記反対運動」してるんだ。な
のでひらがなで反応してみました」
と、不思議なコメントつきで「ひこさんひめしゃら」と平仮名に直されていた。
相変わらず独特なこと言ってら…うくく。
むしろその特異なコメントが数々が好きなので、たまには会いたいなあと思う。
夜はたっぷり香りたつ野蕗たちを煮る。
煮ている間にピーナッツバターのクッキーも焼いた。
時間のかかる料理って好きだ。
祖母の49日で本家に集まる。
読経の間に坊さんがちーん、と鳴らすと、三歳になるいとこのこどもが
「ほう!」
と合いの手を入れるので笑った。
「ちーん」「ほう!」「ちーん」「ほう!」
…いつまでもやっているので笑いを堪えるのがたいへんだった。
坊さんの帰った後は木魚をごきげんで叩きまくり、始終楽しそうだった。
よかったねぇ。
久しぶりに墓に行って、祖父や曾祖父の骨を骨壷から布の袋に移したりして整え
て、それからばあちゃんの骨壷を新たに納めた。
そうか…今の墓って死んでも土に還らないんだな…。
帰り際に同じ霊園内の父母の墓地の位置を確認したら
「墓石は生きてるうちは縁起でもないから作らない。死んだらよろしく頼むな!」
などと父が言い出すので、
「まだ(嫁に)いくのを諦めたわけじゃ…」
などと言ってはみたが、せいぜい長生きしていただきたい。
夕方、薪ステーション開きの設営を手伝いに行ったが、
プロジェクターが思ったより暗く心配…。
曇だといいなあと思うが、カラマツストーブ営業のYさんがスーパー晴れ男なので
無理だろう。
夜は諏訪の森のフードの打ち合わせをくるみで。
くるみパパに会うたびに
「茶子ちゃんまた丸くなったね」
と言われる。その通りなのでなんとも言えない。
今回私の書いた文章を、とむが手書きでレイアウトしてくれたのが、
すごくいい感じで仕上がってきて、伝えたいことがより伝わるような、
すっとしたいい気持ちになってうれしかった。
おかげでずっと前向きな気持ちになれて、ありがたい。
心をこめて料理することに専念したい。
午前打ち合わせ、昼イタリアン、、、午後は辰野へ。
辰野町の小野というところでお米と雑穀を作ってるOさんのお宅へ遊びに行く。
たんぼから、裏手のもうひとつのたんぼへ行く間に
杉の木に囲まれた感じのよい神社があって、Oさんと並んで二礼二拍一礼。
天気がよくて緑がキラキラしてて、適度に開放的であたたかく、すてきな田畑や
森で、おしゃべりしながらたくさん歩いてかなり楽しかった。
そこにある植物や生き物とOさんは互いをよく知ってるので、なんというか安心感があった。
Oさんの作る草もちは初めて食べた人はみんなびっくりするが、ものすご~~く!
おいしい。最初は「作り方はナイショ!」とにこにこしていたが、
結局レシピの肝を教えてくれた。
これは彼女が正木高志さんたちとのウォークで六ヶ所村まで歩いた帰り、
新幹線じゃ味気ないと急いでいたにも拘わらず新幹線を降り、在来線に乗り換
えたところ、不思議な縁でおいしいお餅を作る岩手のおばあちゃんのところへた
どり着き、しまいには泊まり込みで教えてもらったという作り方だそうだ。
そんな話を畑でちょいっと抜いてきた二十日大根かじりながら
(おいしかった!)、絶品の漬物かじりながら、かわいい古民家のお部屋で
いろいろと聞かせてもらった。
最後に道端まで出て、両手を大きく振りながら笑顔で見送ってくれて、
なんだかとても幸せな気分になった。
最近新しいことや情報がばんばんやってくるのでちょっと息切れ気味だったのが、
畑やよく手入れされた里山を歩いてすっきりしたのもうれしかった。
Oさんと別れて、それから伊那のMさんの店まで足を伸ばす。
温泉をおごってもらって、ぽかぽかになって帰ってきた。
仕事を早めに切り上げ、Sさんとハーバルノートへ。
久しぶりに見るお庭は今がいちばん素敵かも…新緑に囲まれておいしいお茶を
いただきつつおしゃべりするのはしあわせだ…。
イベント用に少しずつスパイスなど挽いてもらった。
クミンの匂いを嗅ぐとカレーのことであたまがいっぱいになるね。
実家にしばらくいるのでぬか床のかめを連れて移動。
捨て漬けのキャベツもしょっぱいがちょっと刻んであたたかいごはんにあわせたら
おいしいんだ~。
朝、雨のなか大家さんに連れられて、借りる予定の別畑を見に行く。
草を抜かず刈り倒すので、周囲から苦情がでないようにと、
村外れを選んでくれていて、好きなように使ったらいいと言ってくださり、ありがたい。
…はいいけど、300坪だよっ!
しばらく使ってない畑で草ぼうぼうで、自然農を始めるには理想的な雰囲気だった。
ただ、鹿よけはかなり重要とみた…鹿天国なロケーション。
運よく前の借主さんが残していった鉄の支柱が半分は残っているので、
ネットと、残り半分をなんとかしなけりゃ…。
豆と雑穀は鹿よけをしてこちらの別畑でやって、
葉ものや日々収穫が必要な野菜は村中の畑でやるのが大まかな計画だ。
仕事の後で、馨さんの畑を見せてもらう。
馨さんが思考錯誤の末たどり着いたというちょっと変わったやり方をしていて、
秋に土の上に目一杯ぶあつく藁を敷き詰めてあり、
下の土はミミズがいっぱいで超ふかふか。
春の種蒔きはその藁をどかして蒔いてやる。
藁がまわりに敷いてあるので草はあまり生えないみたい。
藁を分けてもらったので、仕事の後で村中の畑に持っていき、
昨日畝を立てた部分に人参とオクラの種を蒔いた。
草がないので、蒔いたあと土を軽く押さえて、
乾燥よけに藁切りで細かく切った藁をかけておく。
草一本もない土に、藁が敷かれ、見たことのない風景になった。
地主のじーちゃん、なんて言うかな…。
夕方畑をやると人気がないので静かだけども、寒くてちょっとさみしい…。
もう少し暖かくなったら朝も畑に出ようと思う。
さて、久々にひとり暮しだが、ひとりぶんのごはんづくりはなかなか時間がかかる。
というか、まとめて作るとラクチンだけどずっと同じものを食べる羽目になり
どうしても飽きるので、手まめに毎回つくらざるを得ないのだ。
朝そこそこ早起きだが、ごはんを作ってお茶をいれるともう仕事に行く時間で、
仕方ないのでポットに煎れたて茶を移して出勤している。
お昼にかんのさん宅のごはんへお呼ばれ。
標高1700メートルくらい?
高すぎて春はまだこれからって感じだ。芽吹きの始め。
寒かったよう!
かんのさんの手づくりおやき…
焼き上がるはしから手をのばして3個半!も食べちゃった!
それに高山の漬け物屋さんご夫妻がみえていて、
とにかくおいしい漬け物天国…
かんのさんはヨガの先生であり、また料理の先生でもあり、
いろいろと謎に包まれた美人なのだが、
稲につく黒い黴を培養して醗酵させた米麹(すごくおいしい!)が出てきたり、
黒米で作った紫のかちかち餅など、不思議なあれこれが出てきておもしろかった。
豪快にも、葬式のときにお焼香をやるあれ、、、みたいなごつい瀬戸物に餅が
入ってて、目を見張った。ともかく大らかな人なのだ。
たっぷり手作りのおいしいあれこれをいただいて、下山。
(ていうかここもずいぶん上だけど…。)
とむがお姉さんと顔を出してくれたのでお茶をみんなでいただく。
会えてよかった…すがすがしい顔。
夕方おじいちゃんに借りた畑の畝立て。
気がついたら7時で暗くなってた。
明日藁を切ってから、種まき予定。
遊んでばかりいるようだが、実は仕事の合間にあれやこれやしているので
結構忙しい。
毎日、身体を使い切ってる感じ。
温泉は心地よく身体をほぐしてくれるし、ごはんもおいしい!
昼と夜はくっついているけれど、
それぞれ自分にとって意味合いが違うようだ。
太陽と月…陽と陰…。
ぬか床…おいしくなりますように…!
醗酵モノ続きで味噌を切り返す。
味見をしてみたがいい感じに醗酵進んでいるようです。
ヤギチーズも作った。
乳清は匂い強めで飲めず。
申し訳ないが、ほんとにウエー。となる匂いだった。
チーズはおいしい!
仕事が休みだったので、昼はKさんが笹原に来てくれて、
花苑を案内してから、ちょろっと蓼科デート。
みつ蔵さんでおそばをいただき(今の変わりそばは抹茶!)、
郭公さんでお茶をいただく。ひさえさんの干し柿、おいしかったあ!
Kさんと別れて、夕方までにたまってた雑事をもうぜんと片付ける。
週末、ひさしぶりに実家に帰ったら、水道の水がカルキ臭くて驚いた。
最近笹原では湧き水を使ってるので、水道水を直接使うことってめったにないので。
もう都会には住めねえな…。
今夜はぬか床仕込みをします…!
はやくあったかくならないかなあ…
昨日いただいたヤギ乳でプリンを作る。
ほんのり草の匂いがする濃厚なミルク…
できあがりは期待以上においしかった!
ベトナムはヤギ乳を結構使うが、ベトナムのプリンはめっぽううまいので、
やってみたら相当近い味になって、納得。
ヤギいいなぁ……。
まだ半分あるので明日はチーズを作ることにする。
いつか畑やりつつヤギを飼う暮らしがしたいと最近呟いていたら、
欲しいならいつでも!という人がいて、ちょっぴりあせる。
だって…動物を飼い始めたら旅に出れない…。
夕方ちょろっとだけ、久しぶりの友だちにに会ったが明るい空気。
旅に出るんだって。バイクで九州から本州…いいなあ!
そんな話をきいて、寒かったけどいい気分で帰ってきた。
朝雨の合間を縫って少しだけ種をまいたが、寒すぎたかもしれない。
今週は暖かくなるといいなあ。
ナスの芽がなかなかでてこないので気を揉むが、毎日観察と待機。
人間がしてやれることって少ない。
逆に言えば種を蒔いてそれだけで、ちゃあんと植物は芽を出して
葉っぱがだんだんできて、気づけば一日のうちでもぐんと背が伸びたりして…
野菜を育てるのって、いのちの波みたいなことにぐっと触れさせてくれるように思う。
あたしの髪も爪も同じように伸びてたりするんだけど…
…そういうこともよけいに感じるように思う。
毎日たべもののいのちをいただいて生きてる。
太陽や水や土は神様。
ありがたい。
今日もひたすら野菜と向き合う。ジャガ芋の芽をかいたり、
玉葱の皮を剥いたり、袋に詰めたり値段をつけたり…
うむ、根気がいるが、いい仕事だ。
朝、身震いするくらい野菜の箱がたくさん積まれて、それでも地道にていねいに
手を入れて、店頭に新鮮な野菜が並び賑やかになり、夕方にはバックヤードもすっきり。
お客さんがじっくり手に取って野菜たちが売れてゆくとうれしい。
合間をぬって塩尻の天然酵母パンの店、きんぴら工房さんへパンを取りに行った。
きんぴら工房さんは、こんなところでよく商売を…!と思うような
街はずれにあって、赤松ぐるりの森の中。
雨だったのでむんむん草木と土の香りがしてきもちよかった。
5月の山は躍動感があるなあ。
木の造りできもちのよい建物。
小麦など自分の畑で作っていて、山仕事もするというので、
おやじさんに会うのをとても楽しみにしていたが、
気さくでおちゃめで言葉が通じて、いい人だった。
土曜日にある限りの力を出し切ってひたすらパンを焼いているそうだ。
酵母を自分で育てている人の作るパンって、どうしてもその人らしさが
ふんだんににじむのでおもしろい。
きんぴらさんのパンはおちゃめで表情ゆたかで力のあるパンたちで、
お店で扱っているパンのなかじゃいちばん楽しみっていうか…
なんだか特別かわいいなと思う。
仕事が休みだったのでハウスのポット苗たちをひと通り見てまわってから、
笹原を歩いてよもぎを摘みに出る。
意外にあたりによもぎがない…のでヒントをもらい馨さん家の庭先まで
歩いて行くと、奥さんがおいでおいでと手招きして、
畑の土手で若芽のとこを好きなだけ摘ませてくれた。わ~い!
畑に出ていたおばあちゃんとおしゃべりしながら。
馨さんのお母さんだが、96歳、でも畑。げんき~。
よもぎの若芽の色ってやわらかで好きな色…。
みんな「もち草」って言ってて懐かしい響き…そう言えばそうだったなぁ。
採りたてウドをいただいたので、夜あく抜きして凍み豆腐とえのきと煮たら
おいしくできた。最近作る料理、変わってきたかも…昔ながらの田舎料理…
まわりにいい先生がいっぱいいるし、野草もちょこちょこ手に入るし…。
よもぎを摘んだ後、Yさんと白州へお出かけ。
BMW…と言っても、ナルチャンの新車のことではなく
…バクテリア・ミネラル・ウォーター…技術というのを導入している
白州郷牧場をアポなし見学。
事務所を兼ねた直売所に着いたが、定休日とかで無人なので、うろうろして
探そうか~と言ってるところへ「百姓魂」と書かれたTシャツを着たお兄ちゃんが
通りかかったので、声をかけてみたら農場の方だった。
バクテリアと数種類の石を使った浄水プラントをじっくり見せてもらう。微生物
とミネラルによる活性化で8000羽の養鶏と菜園を営んでいるそう。
鶏舎に近寄ると
「誰や~?おまいら…何しに来たんじゃ~!」
という感じで平飼いの数百羽が一斉に駆け寄り大騒ぎするので恐縮したが、二度
目三度目は黙殺されたので、すごくおかしかった。臭いは殆ど気にならず、水の
お陰だそう。
お昼は甲府まで足を伸ばし、農場の卵を卸しているというレストランへ。
同行のYさんは本業でコックさんなので食事にはこだわるから、
おいしいものにありつける。久しぶりに外食したが、いい店だった。
午後は、渡辺パコさんのセカンドハウス六兼屋、ヤマガラの森を訪ねる。
きちんと手入れされたお庭、薄紫のクリーピングタイムの花が一面に咲いていて美しかった。
2時間半ほど、植林のされた森を見せていただいたりお庭でお話したが、付近は赤
松が松喰い虫にすっかりやられ、倒れかけてる木がいっぱいで、
ひんぱんに木が鳴いていた。
きゅきゅきゅきゅ、きゅ~。
何回も、何回も…。
倒れるときに、木は鳴く(泣く)のです。
帰りに大泉でコーヒーをいただいて帰還。
木こりのKOZOくんに赤松の鳴き声の話をしたら、
「鳴き声が聞こえる森を蘇らせるぞ!」
と頼もしいメールが返ってきた。
今日、歩きながら本を読んでいる人をすご~く久しぶりに見た。
いいなあ…。きっと変わり者だが悪い人じゃなさそうだ。
天気よし。第2ハウスの前でカンカン照りのなかひたすら追肥作業。
くたびれた…でもやせな…い。
今日はCAMBIOのバイトに行き、ひたすら野菜と向き合った。
新鮮な野ゼリを持ち帰ったので茹でて醤油洗いをしたのを、
焼いた油揚げとだいこんおろし出てさっと和えたらものすごくおいしかった。
今年初めてのコシアブラの天ぷらと。
いただきものの夏みかんが大量にあったのでせっせと刻んでマーマレードを作る。
2キロもあって大変だったので今度は半分くらいにしたい。
ジャムはちょっと煮るという感じが楽しいと思う。
煮ている間に抹茶と桜の塩漬のと、チョコとナッツのビスコッティを焼く。
本で見たレシピで。お菓子作りたい欲がたいそう満たされた。
そういえば最近会った人でどこかで会ったことがある!
と一目見て思った人がいるが、あとでお話してみると、
相手もそう思っていたことがわかった。
ふたりでいっしょうけんめい会ったことのありそうな場所を考えたが
まったくと言っていいほど接点が見当たらなかったので、
互いにどちらからともなく
「じゃあ前世で何かあるのかも…」
と言い合って終わった。
今日は仕込んで3日経ったお醤油の最初の天地返し。
「醗酵モノは女の人が混ぜたほうがおいしくなるらしい」
とかいって、じゅんじくんが手を出さずに見ていたので、
「そんなことないよ…おもしろいからやりなよ~」
と勧めたら、ごきげんで口笛を吹きつつ手を洗い、そしてパワフルに混ぜていた。
(もろみ、結構重いので…)
水を加えた日は、やっぱり「麦と大豆と塩と水だなあ…」と思ったが、
今日触ってみたら結構水分を吸ってもったりともろみらしくなじんできていた。
午後は整体に行った。
馨さんに教えてもらったところに行こうと思ったが、
うっかり間違えて別のところへ行ってしまった。
それでも首は回るようになったし、なんだかよさそうなのでちょっと通ってみるかも…
整体のあと、じゅんじくんの畑へ。
天気がよくて陽射しが強いのでしばし桑の木の間でみんなでだらっとしていて、
休みらしい数時間だった。
種蒔きのじゅんじくんの隣で、よもぎやノビルを摘む。
帰りに畑のむこうのどっさりにょきにょきの蕗のおもたせ。
帰って庭のこごみとミツバも採ってさっそく料理。
今日は野草づくし…おいしかったなぁ~。
ふきの煮付け
のびる味噌
小松菜の油炒め
こごみとミツバの磯部和え
平飼い卵の納豆オムレツ
ごはん
よもぎの味噌汁
ゆうべ寝てるあいだにほっぺたを蚊にさされたので一日飴玉くわえたみたいな顔
だった。ぺこだ…。
夜、さあっとさあっと雨が降ったので、あ、いいときに種まいたなあと思う。
世界の見え方がすこしずつ変わってきた…心の在り方も…
よっかかったり求めたりでなく、包むという感じになった。
Mikeが遊びに来てくれたので花苑のハウスを案内したり、
温泉に行ったりのんびり過ごした。
久しぶりにゆっくり二人だけで話ができてとてもよかった。
物事のいいところも悪いところも含めて受け止めながら、
前向きに生きていくことができるようになったのはこの人のおかげだなあと思った。
山が久々に澄んで見えて、気づけば随分雪も溶けている。
午後は花苑の庭でお花見。
ごちそう、たくさん。
木の芽ごはんや筍や山菜汁や自然の恵みがいっぱいで、うれしくおいしくひゃ~っとなった。
ばあちゃんに教わったはこべクッキーをアレンジして、
はこべと白すり胡麻をたくさん入れて作ったクッキーもそれなりに好評。
天気がよかったので裸足で土の上を歩いて気持ちがよかった。
最後は結局暗くなるまでおしゃべりしてて、カラマツストーブを焚いたほど。
蛙の大合唱…なんか夏みたいなのにストーブ…
若杉友子ばあちゃんが笹原に遊びに来てくれました。
ばあちゃんは京都綾部で野草を中心に
自給自足的生活をしている元気なおばあちゃん。
各地で料理教室を開いたりしていて、きっと料理教室なんかだと
人がいっぱい来るんだろうけど、今日は伊那の自然保育「はらぺこ」の
まりこさん夫妻+こどもたちと、秩父の陶芸の方(また陶芸…)や、
ばあちゃんの近所で原種のお米作ってる方など、いずれも
おもしろいメンバー&こじんまりで、
庭を見ながらたくさんお話ができました。
すこし離れたハウスにばあちゃんを案内しようと道を歩いていたら
1メートルはありそうな…とてもりっぱな蛇(多分縞蛇…ちょっと早いけど)に遭遇した。
それだけでも相当びっくりしたが、友子ばあちゃんは屈み込んで
「あんた~!…いやぁ男前やなあ!」
とか言ってるのでもっと驚いた。
目に痛いくらいのたんぽぽの群生…
今年は日本の各地でたんぽぽが異常に多い春だそう。
花苑の庭には一部在来のたんぽぽがあるのだけれど、
一部のものは顕著に葉っぱの色が紫で背が高く、
株に異様にたくさん花がついている。
たんぽぽって陽性の植物なのに、これは極陰の特徴が出ていて、
昔はこんなたんぽぽは見られなかったそうだ。
静岡の原発(浜岡)のそばにはやはりこういうたんぽぽが生えていたとかで、
ばあちゃんは放射能の影響じゃないかと危惧していた。
六ヶ所村…。(このへんだと、柏崎刈羽かな?)
たんぽぽを目の当たりにして、六ヶ所村をスルーしているメディアからは
何も伝わってこないし、改めて情報を集めてみようと思う。
まずは知ること…。仮にこのたんぽぽが放射能の影響で極陰化しているとしたら、
人間に与える影響も当然あるだろう。
他人事ではないし、みんなで考えなくちゃ。
ばあちゃんはカラマツストーブがいい仕事してると言っては手を叩いてよろこび、
つくしがまだこんなに生えてると言ってはよろこび、
素心桜が気に入ったと言ってはよろこび、
達者でよろこび上手の素敵な素敵なばあちゃんでした。
また会いたいな。まだあったかい…しっかりした掌の感触や澄んだ目の眼差し。
経験と勘を頼りにたしかな足取りで生きるすてきな人たち・・・
(馨さんもそう!)
午後はしおりちゃんのばあちゃんちで、醤油仕込みの続き。
木桶を熱湯で消毒してから、昨日塩切りした麹に涌き水を混ぜていく。
融解熱というらしいが、塩が溶けるときに熱を奪うらしく、きんきんに冷たくなっていく。
腕まくりして突っ込んだ手で丁寧に混ぜながら、おいしくなあれとみんなで念じる。
仕込んだ後お庭でおいしい甘酒と甘夏柑をいただき、ちょっとおしゃべりして解散。
夕方はまきちゃんと葉月ちゃんと三人で足湯にのんびり浸かりつつ、
おしゃべり。
山猫亭さんでおそばをいただいてから安曇野へ戻るふたりと別れる。
まきちゃんも葉月ちゃんもあたしも、みんなみんな同じところに留まっておらず、
川の流れのように全てのものは流れうつり変わる。
それでもこうやってときどき会っては交差して互いに会えたことを心からよろこび、
ほっとできるなんてありがたいねぇ。