ここ最近草刈りをさぼってたら歩くのがたいへんなくらい草が繁ってしまったの
で、夕方草刈りに励んだらばっちり左目を刺された。また3ヵ所で、目が半分閉じ
てる……。
へこみつつ風呂へ行き、帰りに豆腐屋でおやじさんたちと畑談議。このへんの秋
野菜の種蒔きどきなど教わる。標高が高いので大根や野沢菜がおいしくできるそ
う。楽しみ。
そのまえに草刈りか……。こうなるまで放っておいた自分に後悔。地道に刈るべ
し。
お昼はかんのさんがカレーを持ってきてくれたので、ハウスの裏手に茣蓙を敷い
てみんなで楽しくいただいた。かんのさんはもともとマクロの料理の先生。カレ
ー、とてもおいしかった。
八重咲きのどくだみが繁りすぎて水があげづらくなってきたので一気に剪定した
。たくさん葉っぱが出たので、お茶用に干すことに。なんだか得した気分だ。
昨日は散策会でひさびさにもりもりと山のなかを歩いた。八方台、八ヶ岳の裾野
がずずーんと目の前に広がるすてきな場所だった。そこで風に吹かれつつ食べる
おにぎりの、きゅうりの、おいしかったこと!
帰り道で明治温泉に浸かり、足腰をほぐす。
夕方、仕込んでいるお醤油の引越し。樽を芹ヶ沢から花苑のハウスまで運ぶ。み
んなで樽と一緒にごっちゃりと軽トラの荷台に乗って、夕日がきれいで、きゅん
とした。
村中畑の人参をいまいくんたちと間引いてきて、川の水でばしゃばしゃと洗った
だけのを、もろみにつけていただいたら最高においしかった。樽をまんなかにみ
んな生の人参をぽりぽりかじる、いい笑顔…!うれしいな~。
夜は御射鹿池の開発計画に対し、茅野市長が開発許可を出したのを受けて、ハウ
スで今後の対策のための会議。景観保護と地質調査を求める環境審議会の答申を
まるで無視した形だ。
ああ、でも「反対」って辛い。反対運動、ではなく、守るための「賛成運動
」というスタンスを自分のなかでだいじにしようと思う。具体的にどのように関
わるのがよいか、初めてのことでむつかしいが、考えるきっかけだなあ。
会議のあとでじゅんじくんちに行ってごはん食べたりみんなとおしゃべりしたり。
明るい一日だった。
昼から荻原さんのところへマッサージへ。やっぱりこの人はすごい。受けている
間から循環がどんどんよくなってきて、暖かく気持ちよく、終わってお茶をする
頃には汗がたくさんでてきた。いつでも本気でていねいにやってくれるので信頼
できる。考えてみりゃあ素っ裸で他人に体を預けるってなかなかできないわ。
終わってすっきり気分よく、そのまま実家でテレビでER漬けになったりでごろご
ろして、特に何もしないで無為に過ごした。夕方は畑で草苅りしようと思ってい
たが、ものすごい雷だったのでスッパリあきらめる。こんな日もなかなかないの
で、幸せだった。常に「あれをやんなきゃな…これもやりたいな…」とくるくる
考えてて、スローライフはいざやってみると結構忙しい。あえて何もしない方向
へすーっといったので今日はよかった。体もすっかり休まった感じだ。
今日はスワカフェ。降るはずがないと思った雨が、風が、稲妻が…!
おかげで来ようと思った人が来るのをやめたりも多かったみたいで、予想以上の
こじんまりだったけれど、花火と稲妻の競演のなか、雨よけにテントのなかみん
なでごちゃごちゃっと固まって、なんだかそれはそれでよかったなあ。
友達のバンド、シャンティー・アジール・ユニオンのライブもよかった。もっと
聴きたい!と思うきもちよさ。
ちえちゃんが来てくれてずっと会ってお話したかったからすごくうれしかった。
カレーおいしいっておかわりしてくれたこどもちゃんもいてうれしかった。心を
こめて作った甲斐があったなあ。作ってるときに平和な気持ちだったんだけど、
野菜の甘みがじんわり滲みでてやさしめなカレーになったように思う。なんてい
うか、自分が作ったというより自然の流れのなかでの偶然の繋がりが生んだみた
いに思った。いろいろ考えたこともあったけど、タイミングといい、ほんとにお
店だしてよかったなあ。と終わってみて思う。
それから、ちょびっとずつ友達の思いやりとかがうれしくて。ありがとう…。み
んなおつかれさま。
今日はマヤ暦の新年…あけましておめでとう。稲妻…雷で明けました。
今週はいろいろ…自分の変化に気づくようなことが多くて、それっていうのは、
悲観的な見通しのときでもすっと受け止めてまあこんなときもあるよねと、流れ
に身を任せる感じがでてきた。自分で何とかしよう!ってなんでもやっきになっ
て、うまくいかないことがあればただもう苦しいっていう今までの自分を思うと
、エゴの分量が少しだけ減ったみたい。それで穏やかなそして明るい方へ向かっ
ているんだなと思えて静かに幸せだ。
また次のやりたいことが少しずつ形になりそうな…一歩一歩。時間をどう使って
いくかにはますますシビアにならざるをえない部分があるが、なんにせよ楽しく
てこういうふうになってきてほんとうによかった
いそがしいさなかにもまったりな午後。郭公で詩織ちゃんのスペシャルランチを
いただいてから、そのままテラスでとむに明日のメニューを書いてもらった。
郭公の空気ったらゆったりしてるのは以前と変わらないが、キラキラが増してと
てもすてき。ランチはすごくおいしくて感激した。
帰ってから仕込みをがんばった。ホールのスパイスをたくさん曳いて、玉ねぎを
じっくり炒めてカレーペーストを作ったり、スイーツ用に小豆を煮たり、クッキ
ーを焼いたり。
いつも品数を増やし過ぎて仕込みがものすごく大変なので、今回はまるっきり一
人だし、メニューを絞ったので落ち着いてじっくり取り組めてよかった。
イベントもだんだん慣れてきたが、いつもちょっとずつ新しい試みをすることに
しているので、毎回どう転ぶかとか、お客さんの反応とか、どきどきする。
スワカフェは湖畔の公園でライブや踊る人たちがすべて見渡せて、楽しい夏の空
気を五感めいっぱいで感じながらお店ができるとこが好きだ。
呼んだか受け取ったかはわからないが、今週に入ってやけに気になっていた友達
が遊びに来てくれた。
2人の間にはいろいろあるけれど、ともにする食事のために心をこめて料理して、
一緒に食べた。私はあんまりたくさんは喋らなかった。それでも、いい時間でし
た。
最近こまかいことにイライラすることが減ってきて、受け止めては流し、さらさ
らと。
流れ…月のリズムと親密になっているようなそんな気がする。笹原に住み始めて
なかったらこういう感じには行き着いてないかもなあと思う。生活は惰性が減っ
てこまめに体を使い、静かな穏やかな場所で感覚は敏感になってゆく。
今日は市役所へ御射鹿池開発反対の署名を提出に。ひさびさにきちんとしたとこ
ろへ行くので、きちんとした服を着て皮靴を履いてみたら会社員時代みたいで懐
かしかった。そして始終きちんとしたふりをしていたが、帰ってすぐに着替えた
くなった。たまにでいいな。
すてきなイタリアン…たまーにしか行かないのにすてきなマダムもウェイターの
お兄さんもばっちりこちらの好みを覚えててくれたり「 たいせつな食事のひとと
きにうちを選んでくれてありがとう!」という喜びが店じゅうから伝わってくる
あの店…
で、久しぶりにお昼に行ったがあいかわらずすてきでくつろいだうえにマダムと
話し込んでシェフまででてきて一緒だった母もすごく楽しそうだったし、よかっ
た。
お昼を食べたあとで連休明けのすきずきしたアウトレットへ。人も少なかったが
いつも犬だらけなのに犬もぜんぜんいなくて驚いた。ゆーこりんが復活していて
前髪もできててかわいい笑顔にちょっとだけ会えてよかった。あっきーもあいか
わらずの静かに尖ったかわいらしさ(音にするなら「ちくん!」っていうかわい
さ)。
夕暮れがあまりきれいだったので母を御射鹿池に連れていったら顔が輝いていた
のでよかったなあと思う。
おとといからやけにちらちら浮かぶ人の顔があってなんなんだろうと思っていた
ら、夕方その人がうちの近くまで来ていて電話をくれたので、納得。ちゃんと繋
がってるものだなあ!
梅雨が明けたとか。あっついな、夏だなぁ。
でも昨日今日と湿度はそんなに高くないので、風が抜けると気持ちいい。夏にな
るといつも着るベトナムで買ったさらっふわっの麻のシャツで過ごしたらすごく
いい感じ。
連休はずっとバイトなので日中は店番。実家では最近料理はあまりしないので、
本ばかり読んでる。
「象がおどるるとき」読了。ストーリーの軸は、太平洋戦争時の日本占領下のフ
ィリピン人一家と、その一家と同じ家に暮らしているいろんな人々が、捕虜にな
ったり危険な目に遇いながら生き延びる数日間をそれぞれの視点で描くものだが
、合間合間にそれぞれの人物による物語がみんなの前で語られ、小説に織り交ぜ
られて、何層にも世界が増してゆく。家族や愛や自然や目に見えないもののこと
や、見た目の美しさや物質の豊かさについて、何をたいせつにすべきかについて
、語られるそれぞれの物語。強姦を受けたあとであれほど憎んでいたマカピリを
好きになってしまう姉とか、ラストの運びとか、人間の機微についてはちょっと
都合がよすぎる点はさておき、「物語の力」を意識する小説だった。ぐんぐん読
みすすめられること自体も楽しかった。
夜はもらいものの野菜たちでラタトゥイユを作った。じゃがいも(アンデス)と
かぼちゃを皮ごと入れたら黄色と赤と緑のきれいなきれいな協奏、目にもおいし
い夏野菜だ。
そうはいっても蓼科の夏ってこれから一ヶ月くらいで、すごく短いのだ。盆を過
ぎれば夕方は肌寒いし、目一杯夏を楽しもうっと。
仕事のあとで三枝さんと石遊へ行き汗を流す。明るいうちに露天風呂に入るのは
なんとも気持ちがいい。
そのまま郭公で詩織ちゃんにおいしいコーヒーをいれてもらい、夜はナタラジへ。
三枝さんと由美子さんと笹原ひとり暮しの3人組で。
帰りに花苑の池でほたるを見ようと降りてきたところで満月なので池の前に椅子
をだしてコーヒーを飲みながらお月見。
きらきらした小さなことの積み重ねがたいせつだなあと心から思う。帰って酵母
がいい感じに待っててくれたので、愛情こめてこねこねしたら、今夜の月みたく
まるまるしたこと。うれしかった。
夏の始まりを確信するような一日。家のなかは涼しい。この家、冬は暖かく夏は
涼しく、いい家だ。基盤になる場所を愛せるというのは人生においてかなり重要
なように思う。
昨日我が家に来てくれた友達が、家や笹原のこと、すごくいいねって言ってくれ
てうれしかった。ほんとにここが好きだから単純にうれしかったんだ。
いろいろパンや昨日の残りなどで朝ごはんを済ませ、修くんたちとやけにスピリ
チュアルな話をして(朝から…)、タロットもやり、いいかげんなパスタでお昼
にして、楽チンに過ごした。
2日連続でお休みなんてめったにないことなので、心底のんびりしてうれしかった
。帰る友達を見送り、そのあとは涼しい家のなかで鳥の鳴き声を聞きながら本を
読んだりウトウトしたりリラックスして過ごした。夜はナタラジでカレーとロテ
ィを食べつつ、「象が踊るとき」というフィリピンの生き生きした小説を読み耽
る。
ゆうべ高橋さんが鹿よけで畑がどんどん閉鎖的になっていくのが苦しい、もうピ
アノ線を張ったらこれ以上畑の内部に杭を立てたりとかはしたくない…と言って
いたが、そうだよねそうだよね…と思う。自然農の畑でどんどん囲いが高くなっ
ていく感じはたしかにつらいのだ。鹿が増え過ぎてる原因っていろいろあるが、
ほんとうにどうしてゆくことが一番よいのだろう。積極的で短期的な方法として
は捕獲数を増やすくらいしか今のところ方法がないみたいだが、自分がやりたく
ないことを奨励する気にもなれず複雑な思い。山を豊かにしたいという願いにま
すます繋がる。
作物はあまりよくできているものはないので、どれも充分に大きくならないうち
に花をつけていく。植物も本能で必死って感じ。生き死にを幾度となくこうして
繰り返して、いつか豊かな土になりますよう
朝千年豆腐へ行き、豆腐を作る工程をまるまる見せてもらった。じっさに聞
いたら30年はブランクがあるそうだが、身体が覚えているってすごいこと。徐々
に感覚を取り戻してゆくさまを目の当たりにして感動した。
茅ヶ崎から友人夫妻が娘さんを連れて遊びに来てくれたので、笹原を案内したりして午
後はのんびり過ごす。
魚釣沢をちょっと歩いて森、きれいな水に触れると、いつでも心がしんとして満
たされるよう。もうすぐこどもが生まれる裕子ちゃんが歩きながら「やっぱりこ
ういうところに来るのを身体が求めていたんだと思う」と落ち着いた感じで言っ
ていたのが印象的だった。こどもを育てるのに田舎のほうがいいんじゃないかと
考えているということだったが、花苑のお庭で木の実を見つけては宝物のように
小さな手に持ってはにこにこの愛音ちゃん。茅ヶ崎だと手に取れる植物はたんぽ
ぽとかハコベとかに限られてて、よその家の花壇の草花には触れられないけど、
それをこどもに「だめだよ」っていうのが辛いと言っていた。まだそのことが理
解できないうちに自然に対する感性にストッパーをかけるのもかわいそうだと。
田舎生まれ田舎育ちだから私は都会で育つってどんな感じかわからないけれど、
そのことひとつとっても、ひえ~、しんどい!って感じる。
ましてや昔はこどものいたずらってそう
いうものだとかなり大目に見てくれてたと思うけど、今ってうるさそうだからな
あ。親も恐縮しちゃうし、むつかしいな。
最近いよいよ暑いので家じゅうの窓という窓を開け放っていて、とても気持ちが
よい。梅シロップはすこし濁ったがじょうずにできたのでみんなで飲んで涼んだ
りおしゃべりしたり。
夜は千年とうふのお庭で開店祝いの集い。いつもの顔触れだけど、全員が一度集
まる感じはたまにだけなので豪華で楽しい時間だった。最終的には我が家にて酒
を飲み、私は途中でぐうぐう寝てしまったが、みんなのおしゃべりをうっすら聞
きながら寝るのは最高に幸せだった。
休みだったのでお昼は三枝さんと行ってみたかったフレンチのお店に行ってみた
り、昼下がりの郭公でのんびりしたり。
郭公の庭では詩織ちゃんたちが福島のブナの葉で染めをやっていて、きれいなオ
レンジ・ピンク色に染まりゆく毛糸や布もすてきだったけど、なんだか午後のテ
ラスの木漏れ日やみんなのリラックス具合や空気がすべて幸福な方へ傾いていて
とてもよかった。
仁さんが遊びに来てくれたので、お家や花苑や畑など、ちょっとずつ案内して歩
いた。御射鹿池や魚釣沢とか、好きな場所も一緒に歩いてみて、帰り際夕日もき
ゅんとする美しさでうれしかった。
くるみの庭で夕日の続きを眺めつつおしゃべりしていたら、こぞうくんガーデン
(土手)に意味不明な支柱が何本か立っていて、さらにその先にはめられた軍手
の中指が立ってて、不敵な様子も、全然意味がわからなくて笑った。気づいたの
も同時でおかしかったし、第一、通勤バイパスを通る車からそのファッキン支柱
がまる見えそうなとこもおかしい。
夜はちょうどパンを焼き始めるところへ高橋さんが寄ってくれたので、おしゃべ
りして、焼きたてパンをふたりでいただいた。甘くて皮がパリパリでおいしくで
きたと思う。
醗酵もの…だんだん失敗が少なくなってきているみたい。慣れればあまり気負い
なく、様子を見ながら置く場所や加えるものや醗酵させる長さや時間帯などをた
めしに調整してみるが、うまくいくことが多くなってきた。生き物だから、こう
あるべき…よりも、そのときどきで、元気がなければ暖かいところに置いてより
活動しやすい状況を考えてあげたり、逆に時間がなくてすぐに焼けないときは冷
蔵庫に入れて醗酵を遅くしたり…。雑菌にもあまり怯えなくなった。ずさんにし
てはいけないけど、ちゃんと活発に活動している酵母はそんなに簡単に腐ったり
しないものだ。でもこれも以前はどんな状態のときが成功かとか、酵母やパン種
の様子からはあまりよくわからなかったのが、慣れるにつれうまくいくときの感
じを、感覚で覚えてきてるからだと思う。
いろいろが上達してゆくステップってかなり楽しい。
失敗しても繰り返しできることがうれしいな。
ビジネスってだいたいチャンスは一度で、それを失敗したら
また別の方法を考えなくちゃいけないって感じだったように思う。
つねに動いているようではあるけれど終わりの見えないくるしさ・・・。
今はここでもうすこしのんびりと、見守ったり、待ったり。
で、焼きたてのおいしいところを友達と分かち合えたのも有意義だった。
おいしいものをひととシェアするのってかえがたい幸せ…。
鹿に大半かじられ、一部は引っこ抜かれた豆たち。豆は土を肥やすとかで、そん
な状態の豆の根っこをいくつか観察してみた。
すると根粒菌がついて、根っこに茶色い粒々がたくさんついている。この根粒菌
は空気中の窒素を固定する能力がある。窒素固定能力って一部の細菌にしか備わ
っていないんだって。たくさんある細菌のなかから、自分にあった根粒菌だけを
選択して?共生するマメ科の植物。…すごいな、自然界の仕組み。
長坂に行ったとき雷が鳴って、三井さんが「雷が落ちると空気中の窒素が固定さ
れるらしい」と教えてくれたが、窒素固定を人工的に施す手段としては、雷に倣
ってすごい高電圧を放電することで可能になるらしい。
そんな大袈裟といえば大袈裟な現象を、菌との共生でやりおおせる豆ってすごい
ね。
下の畑で何も育たないし鹿も入るしだけど、三井さんは収穫できなくても豆を蒔
いたらどう?と勧めてくれたけど、納得。土を豊かにするのにとてもいいみたい。
明日小豆か遅いけども大豆、また蒔こうかな。
あまりにもあっけなく、東北側の角をアタックし、鹿はまんまとネットを越えて
畑に侵入した模様。やはり下がだめなら上か…。鹿食免、買おうかな~、やっぱ
り。今回ですでに5回目かな…。なんだか打つ手があまりなくなってきたな…。
畑というより鹿対策に始終しているわ。
今日はあまりにだらだらと暑いので少しだけ機嫌が悪くなる始末だった。店は街
中にあるので、アスファルトの放射熱であっつい。窓辺に置いたラズベリー酵母
が真っ赤にきらきら光って素敵…と近づいてよく見たら、瓶には蟻がてんてんと
入りこんでいて驚いた。あー、夏!
きんぴらさんに仕入れに行ったついでに秋に播く用に麦をわけていただいた。種
が繋いでゆくもの…畑に行くと人から分けてもらった種ってとりわけかわいく思
えるのだ。そして時間が育む幸せ、喜び。来年の今頃、あたしの畑に麦がさわさ
わしている光景を想像してみる。楽しみだ~。
久しぶりに麦酒な日々。ゆうべは父の市政報告会の後で慰労会と称し、おじさま
たちと大いに語り歌い、その後さらになおきくんの誕生日祝いを津金家で。
今日はまたぞろ畑のネットを補強した後で、三枝さんと高橋さんとで大麦小麦で
ごはん&ビール。
外食でお酒をいただくのなんてほんとうに久しぶりだ。体を使った後で温泉に入
って女友達とおしゃべりしつつおいしいものを食べつつのビールなんて最高!
鹿は最近ネットを越えるというより、少しの弛みがある部分を持ち上げて潜って
いるようだったので、番線を切ってU字に曲げたのを下部に刺していき、潜り対策
をした。一番入られやすい隣の休耕畑との境目には余ったネットを斜めに張って
念入りに補強してみた。しばらくこれで様子をみようと思う。
山田さんの畑の横のおじちゃんおばちゃんに初めて会ったが、山田さんが
「あ、この子が豆食べられちゃった子ね」
と私のことを紹介していた。がっくり~。
最初はネット張るなんてせっかくの景観が台なしじゃないかと思っていたが、こ
こまで食べられちゃうとそうも言ってられないというのが実際だ。
これで被害がなくなるといいんだけど、下がだめなら今度はまた越えるのかな~
。というわけで様子みながら近いうちに高さも追加かも。2メートルくらいあるん
だけど、一度越えられてるので。
で、また鹿よけのことがなんとなく頭から離れないままの温泉からの帰り、鹿に
会う。車は止まってくれるものと思い込んでるのか、あと1メートルくらいのとこ
ろまで近づいてもきょとんとしているので、クラクションを軽く2回鳴らしたらす
ごすごどいてくれました。やれやれだ。馨さんなら間違いなくつっこむな。
いろいろと実家の手伝いがあり楽しみにしていた粉研のたんぼの生き物観察会に
は行けなかったが、時間にゆとりがあったのでちょうどいい感じに醗酵しつつあ
ったレーズン酵母でパン種を作ったり、煮ておいたりんごでパイを焼いたり、お
かゆパンを焼いたり、気が済むまで粉もの三昧だった。台所で粉と向き合う時間
も草取りとかに似ていて、リラックスしてつらつらと考えるのにもってこいの時
間だ。
夕方ハウスで番線を切ってたら、Aさんが子猫を連れてきて引き取り手を探してい
るという。すごい美猫でかわいかったが、少し体が弱い子猫だったので、あたし
の今の収入じゃ病院も連れていくのは大変だろうし、ちょっと無理かなあ…。草
むらで興味津々に動き回るその子猫はとてもきれいだった。心惹かれるし迷うな
あ…。去勢はかわいそうたけど毎年産まれる子猫たちの引き取り手を探す自信は
まったくないし、かりかりの餌もなんだかいやだからまわりに非難されるかもし
れないがあたしが普段食べてるものの味付けなしとかをくれるだろうし、そうな
ったら外出もなかなかできないのだね…。ひとりで猫と暮らすって大変かな。
今日は仕事のあとで薪仲間の慰労会。最近野菜をこれでもかっていうくらいもら
って食べ切れないので、全部まとめてラタトゥイユを煮た。大鍋に豪快に作った
が、たくさん人がいたのであっという間になくなって気持ちがいいほど。豆腐チ
ーズケーキも好評でよかった。おいしいってよろこんで食べてもらえるとうれし
いなー。
じっさの作ったきゅうりが今年は味がイマイチで、なんて話をしていたら、馨さ
んがそのきゅうりをおもむろに味わってから
「これは………石灰欠乏だな!」
と言うのに笑った。新手の野菜ソムリエ。
(というか、このふたりのじいさま・とうさまのやり取り、かなり好き)
慰労会の後はカラマツストーブの会議だったので、手のすいた三枝さんとお茶し
つつ、ストーブの新しいパンフレットを折ったりするが、なんだか空気は夏の宵
にぐっと近づいてて、窓を開けたら気持ちがよかった。まだ肌寒い蓼科だが、空
気や雲の感じは日に日に夏らしくなっていく。
本日も夕方雨で豆は蒔けず。今週は畑に行こうと思っていると雨が降るので、あ
まり畑に時間がさけないまま。豆は結構ぎりぎりと思うのでちょっぴり焦る。
またも実家でだらだら。
雨が強かったのでどうせ畑はできないしと思いごろごろ
していたら晴れてきたので笹原へ戻った。
最近どうかするとすぐ眠くて寝てしまうのはなぜでしょう。
やたらにのどが渇くし、夏はなんとなく苦手だ。
高橋さんががんばってネットの補強をしてくれてあり、感動…。ありがたい。
馨さんにアドバイスを貰い、加えて金曜に余っているネットを下部に斜めに追加
して潜り対策や、ピアノ線をネット周辺に張って入りにくくする工夫をしてみる
ことにした。明日にでも、大半食べられてしまった大豆のかわりに小豆を少し追
加して蒔いてみようと思う。結果として、一番遅くに蒔いたネパールの豆たちが
無傷で元気。
夕方郭公に遊びに行ったらすっかり若い女子の集い場になってて空気が賑やかし
い。えみちゃんの手づくりおやきを堪能した。みんな料理じょうず!特にパンと
かもりもり作っているので、今度教えてもらおう。
その後詩織ちゃんたちとお醤油の天地返し。塩気にまるみが出てきたと思う。最
近なかなか天地返し行けてなかったので、うれしい。
天地返しの後で詩織ちゃんのたんぼを見せてもらった。直蒔きのところが一部あ
るが苗を作ったところと比較して育ちがいいようだ。
帰りに高橋さんの家でちょっとおしゃべりしてから家でごはんを食べた。今夜は
白ごまペーストをちょっと入れた野菜たっぷりのみそラーメン。動物性のものが
入らなくてもしょうがやにんにくをしっかりきかせると充分おいしいスープにな
るのだ。
夜はケーキをふたつ焼いた。見切りでもらってきたお豆腐が3丁もあったので。桜
の塩漬を混ぜたチーズケーキを本をみながら作ってみた。途中までかなりうまく
いっていたと思ったが、最後にジュレをかけるときにあまりよくさまさなかった
ので、クラストにしみこんだようで生地がかりかりというよりややしとってぶよ
ぶよ…残念。
しかも豆腐を思ったより使ってしまったので、もうひとつのキャロブのケーキは
クリームを作ろうと思ってたけど、断念した。でも焼きっぱなしもなんだかよさ
そう。
梅雨らしく、雨ばかり。ゆうべは長坂から帰って、みそラーメンを作って食べて
片付けをしたら、あとはもう眠くてそのまま寝てしまった。たぶん7時くらいには
寝ちゃったみたい。料理しかけのがんもと白滝の煮物(白滝がゆでたあとまな板
に放置されていた…!)を早朝起き出してことこと煮る。
朝畑に行ってみるとまたぞろ鹿が侵入したらしく、豆の大半が噛られていた。シ
ョック…。鹿に入られたことに気付いてから半日~一日はなんとなく虚ろな気分
から抜け出せず、毎度気持ちを切り替えるのはちょっとだけたいへん。しかもだ
んだん大胆になってきてて、ほとんど全ての畝の豆たちが食べられてしまってい
て辛かった今日は…。今回雨でぬかるんでたからか、チョキというよりどっかり
どすこい系の足跡で、畝もだいぶ荒らされていた、しょぼん。
三枝さんとおしゃべりしていると「~よね」「~なのよ」「~したいわね」「~
だわ」など、女の人らしい語尾ですてき。年代と、東京の出身だからだろうな。
それもあのくらいの戦中生まれの人が使うとなんだかぐっと女らしくかつさわや
かに響いてすてき。今日は豆食べられちゃった~とメールしたら「がっかりよね
。今夜ラジオ置いてみるわ、効果期待したいわよね」みたいな感じでお返事がき
たのでまあ!と思った。かわいい。
明日休みなのでネットを直したり畑をやって、夕方はお醤油の天地返しだ。土用
が近くなんとなく体重いし水分もついとりすぎてむくみがち。しばらく食べる量
を減らしてみようと思う。
長坂の自然農学びの会に行ってたくさん元気をもらい、畑に出るのを楽しみに帰
ってきたら途中で雷アンド雨になり、すごすご家に帰ってきた。
三井さんは何気ない所作で草を刈ってゆくが、作物まで刈っちゃいました…みた
いなことはなさそうで、魔法のようで、身のこなしが美しいのだった。手を入れ
たあとの畑も美しくて、いいものを見せていただいた。
草をいちどきに全部刈り倒してしまうと、虫が大移動したりして別の問題を招き
かねないから、少しずつやったほうがいいとおっしゃっていたが、作物だけをき
れいに残してまわりの草を刈るとかなりすっきりして自分的には満足度が高いん
だけど、このへんに自然に寄り添う態度が如実に出るんだな…。今まで気にも止
めなかったような自分のささいな行動が、自分のエゴだなあと再認識させられる
ことが多い。より一歩自然に歩み寄りじっと待つことでいただける恵み。
自然農とはいえ栽培するからには収穫は欲しい。放任でなく手を加える必要があ
るが、どこまで手を貸すかが人それぞれに違うところでおもしろい。それがよか
ったか悪かったのかも、複雑な要素が絡み合う自然界では今年よくても来年はだ
めとか、慢心してはならないと語りかけるかのようだ。
畑でお話を伺っていると、自然農を何年もやっている三井さんや館野さんも毎年
いろいろなやり方を試しているのがわかって、足を運んだ甲斐があったと思う。
出会い…もすばらしかった。マヤ歴の告げるそうあるべき出会いにわくわく。畑
で繋がる縁がこれから増えていくと思うがだいじにしたいもの。
帰り際詩織ちゃんのバイト先のハンモック屋さんに寄ってほてった身体を沈めて
からおうちに帰った。
仕事が休みだったので台所の片付けをした。すっきり…!しかしキッチンの一部
が畳ってへんなの…。うちはもともと隠居家なので、ちょっと間取りが普通と違
う。トイレと流しがあったであろう通路はぶち抜きになっていて、トイレのスリ
ッパを脱ぎ履きする場所は未だ定まらないし、あちこちに介護用の手摺りがつい
てるし…。
お昼は郭公さんでごはんを食べながらおしゃべり。夏に会うおばあたちは畑です
っかり陽に焼けてたくましいのだった。
詩織ちゃんの手づくりまかないはまっとうでていねいで野菜たっぷりでおいしか
ったし、猫たちもぐうたらするひだまり空間でこころゆくまでのんびりおしゃべ
りして楽しかった。帰り際に詩織ちゃんがぐっ!と力を込めてこちらを見つめる
ので、すかさず意を読み取り、
「…またアップルパイ持ってくるね~」
と言ったら
「念送っちゃった!」
とげらげら笑っていた。詩織ちゃんの食いしん坊は食べ物を喜びだいじにする気
持ちがまっすぐ伝わって好き。
鹿よけに鹿食免(かじきめん)を家に置いておくといい、という久恵さんらしい
かわいい案や、畑にラジオを置いていくと食べられないよ~。とか、斬新な対策
方法が聞けてよかった。
帰って畑に行くまえに、玄米チャーハンを作ってパイ生地に包んで焼いたのをサ
ッと作った。残りもの復活…。というかパイ生地のものが作りたいだけ?全粒粉
たっぷりにすると粉の味がしみじみしておいしい。
踵から膝くらいまでありそうな、とてつもなくでかいズッキーニをいただいたの
で、夕方友達の家に届ける。うちの畑のは「混成適当ゾーン」で最近芽生えたば
かりだ…(村外畑に種蒔き完全に遅れたのとか余った苗とか、育つか微妙なもの
の植わってるゾーンがあるのだ。しわくちゃに傷んでしまったじゃがいもなど転
がしておいたら最近芽生えたがこの先どうなるんだろう…)。二十日大根も間引
き始めたがなんだかものすごーく、辛い。寒い土地って辛い野菜に向いてるらし
いが、関係あるだろうか?ネットを細かくチェックしたら、おととい鹿は下を潜
ったことが判明。雑草もかなり噛られてる…。
夜はズッキーニ(小さいほう)とはつえさんのブロッコリーをコーンミールでフ
リットにしたらかなりおいしかった。野菜がだんだん夏らしく…高橋さんトマト
も日に日に実が張り詰めてく。あとどれくらいで食べられるかな~。
今日の夕ごはん。
秋田に帰ってた高橋さんのお土産のにんにくをうすーくスライスして、
オリーブオイルを入れたフライパンで温めて、
無農薬の焼きトマトをことこと煮込んだ手づくりトマトソースたっぷりと
自然海塩を加えてくつくつ…
平飼いの鷄卵をぽんと割り入れて蓋をして半熟に。
黄身の上に挽きたて黒胡椒をパラリ。
どんなリストランテにも負けない最高の美味でした。
ありがた~い…。
ごちそうさまでした!
また…また鹿に入られた~!
無傷だった結い豆のあたりまでポリポリやられてくやしい~。
…ので、はつえさんにせつせつと訴えたら、からっと笑ってくれたので
少しだけ気が晴れた。
明日休みだからもう一段上にロープ張ってみようかな…はあ…。
ビル・モリソンは言いました。
「Problem is solution」…問題は解決なり。
頭ひねるけど…じゅんじくんアドバイスとしては杭を斜めに打って
距離を延ばしてやると鹿は引っ掛かりやすいので、跳ばなくなるとか。
つってもな。やり直しか…。
今週は毎日草刈りで、今日までで伸びきったところはだいぶ抑えることができた。
村中と村外れで生えてくる草が違う。
村中はあかざや背の低い雑草が多いが、村外れは一面ほとんどヒメジオンetc.外来種、
背が高い。
春時点できれいに耕作されていた村中のほうが地力は劣るのではと
思っていたけれど、逆かもしれない。
村中は除草剤も使われていたけれど、地主さんの家庭菜園で、
慣行でキャベツが単一栽培されてた村外のほうが回復に時間がかかるのかも。
生えてくる草がこれからどう変移してくか楽しみだ。
葉もの野菜は両方の畑ともに虫食いが酷かったが、
収穫までもう一息くらいの大きさまで育ってくるとぴたっと虫食いが
止まって食われていない葉がぐっと伸びてくる。
ので、おろぬきながらの後半のが、力のあるきれいな野菜ができている感じだ。
今日の晩ごはんはルッコラを塩胡椒、オリーブオイルで和えたのを、あつあつの
トマトソースのパスタに載せていただいた。
食事の後で高橋さんちで畑・作戦会議。
久しぶりに高橋さんとゆっくりおしゃべりできて楽しかった。
帰ってからりんごを煮ていいかげんなアップルパイを作ったのと、
あとは梅干しに赤じそを入れた。
赤じそを貰いに行く暇がなかったので不本意ながらもみじそ購入…
いずれにせよ、重しの下の梅はふくふくしわしわといい加減に見えた。
梅雨明け、待ち遠し。
竹の支柱、探しに探しても売ってるところがなくて困り果てていたが、
馨さんに聞いたらあっさり売っているところをご存知でした…
(っていうか、なぜ聞いてみなかったんだろう…)
竹の支柱を買いに行ったお店には、プラスティックのものってほとんど置いてなくて、
昔ながらの竹を編んでできた道具がみっしりあって、わらや麻の紐関係も充実。
なんだか何時間でもいれそうでした。
昨日、今日と仕事のあと村外畑の草刈りに精を出す。
そのせいか、10時半くらいになると眠くて寝てしまうのだが、
朝早くおきるかというとそうでもない。
はつか大根がもうすぐ食べられそう…わくわく。
今日は一日本を読んではうとうとしたりの繰り返しで、
ぼうっと過ごした。
実家に帰るとなんだかあれもやらなきゃこれもやらなきゃから
気持ちが解放されたみたいになって、ずるずると時間が過ぎていくようだ。
夜はくるみに寄ってこぞうくんとおしゃべり。
鷄のうんこを畑にくれるかどうかを真剣に話し込む…
っていうのは嘘だけど、実際に畑に立ち始めて、
野菜はちっとも育たないなかで、焦りもあったしまわりに肥料や草のことで
言われることも日常茶飯事で、ずいぶん混乱してきていたのだけど、
今週はもう一度「なぜ自然農なのか」を、改めて勉強してみたり、
自分に問い直してみたりという時間だった。
収穫がないことへの恐れも、つきつめて考えると自分のエゴの部分が
あったりと、実感としてはなかなかにきつい。
二つ借りている畑のうちの一つは、地主のおじいちゃんの畑の一部で、
咋シーズンまで化学肥料を使って普通に耕されていた畑だ。
トラクターを春にすでに入れられていたので、不耕起ではないが、無肥料
でやってみて、もう一つの畑(こちらは何年か休耕していて、比較的土の状態は
自然に近い様子)と比べたら、まったく野菜が育たない。
先日見兼ねた地主さんが痩せて黄色くなったとうもろこしに化成肥料をあげて、
土を寄せたら、めきめき伸びてきた。ほかの野菜は大きくならないどころか
黄色くなって息も絶え絶え…というかんじ。
臼井さんいわく、
「化成肥料を入れて耕した畑は、点滴やビタミン剤で生きながらえている人の体
のようなもので、土地はとっても痩せている」
「耕せば有機質が分解され作物はよく育つが、土地は痩せていくばかり。
肥料を入れ続ける必要が出てくる。
自然農は耕さないことで作物に60だが大地にも40残すことができる永続可能な営み」
あらためて自然農ってどんな農なのかと、整理をしてみた。
表面や結果に囚われて、なぜ自然農なのかという点が
ぶれていたのだと気づかされた。
それでも畑に立つことはできるはずだが、自分の求めているものって、
漫然と畑に立つことではなく、作物を育てる、その先にある生き方のようなことで
はなかったか。逡巡、洗い直し…。
作物が育たないという現実は、日々畑に立つ身には、
頭では理解できてもなかなか簡単に受け流せない事実で、
自分を責めたり、何かしないとという気持ちになって焦るし、
また、浅はかな知識で手を加えることで新たな問題を招きはしないか
と不安になったり、わからないことだらけだ。
ただ落ち着いて考えてみたら、自分は今現在しか見えていなかったし、
個々の現象に囚われているなと気付かされた。
自然農実践者がよくいうのは、作物が健全に育つようになるまでに少なくとも3年、
ということだ。まだ今年始めたばかりで結果を出そうということ自体がおこがましいのかな…
待とう、畑の生命の営みに目を見張り、できるだけ自然に寄り添うかたちでの農。
自分の畑がこれからどのように変化していくのか、
また自分の心身がどの程度までそれに寄り添っていけるのか、今は全然わからない。
今一歩深く勉強する心でもう一度畑と向き合いつつ、待つことをしてみようと思っている。
なんだか自然農の奥の深さをちょっとだけ垣間見させてもらったみたい…。
驚いた…驚いた…すごいものを連れてくる・・・
ただ単に農業のあり方ではなく、人としてどうあるかということ。と自然農の
人たちが言うけど、ほんとうに考えさせられるっていうか…
全てのことに意味があるんだな…村中の畑(問題の作物が育たない畑)が
あることで、考えることのできたこと…気づかされたこと。ありがたいことだと思う。
そしてこんなような話を、山の話も交えつつシェアしてくれた友達にも感謝です。
今夜は星がきれいな夜。もうすぐ新月。明日また畑に出るのが楽しみです。