July 16, 2013

じゃがいも

息子1歳4ヶ月。

歩き始めてからというもの日に日に力強く、
「ゆっくり、ゆっくり」と言わないと
走らんばかりの勢いであちこち歩き回っている。
自分であちこち歩けるようになったので、毎日とってもうれしそう。

転んでもほとんど泣かない。ちょっと転んだだけのときは
周りが騒ぐとベソをかくので、毅然と「立ち上がったらもう大丈夫だね」と
言ってあげると、すっくり立ち上がってまた遊び始める。
ほんとに痛いよねっていうときはさすがにわあっと泣くけど、
あっさりしたもので、過ぎればけろっとまた遊び始める。

ちょくちょく思い出すのが、彼が私のお腹の中から出てきたときに、
顔を真っ赤にして、羊水で頬も髪の毛もべったりと濡れて
真っ黒な目をしっかり見開いて、手をグーにしていた息子。
くたびれきって、じゃがいものような、なんともいえない不思議な顔をしていた。
ほんとうに、こんなに疲れた人に久しぶりに出会ったよ!という感じ。

思わず笑いがこみ上げてそうか、この子もほんとうによくがんばって出てきたんだなあ、
おつかれさま。一緒にがんばったよねえ。と思ったし、今でもその顔を思い出すと、
しみじみと、がんばって生まれてきたんだよねえ、と思う。

彼が生まれてくるときに、分娩室に入ったらもうほんとあっという間に出てきたのだけど、
いきんでいいよって言われて何回かいきんで、産道をどんどん降りてきているのに、
どこでいきみやめるのかわからなくて、ちょっと休憩と思ってふといきむのをやめたら
お医者さんと助産師さんがちょっと慌てて「だめだめ、今まだ、続けてね」って言われた。
そうかと思って慌ててまたいきんで、それからもう2回くらいいきんだら、
もう赤ちゃんが生まれてきたのだった。

彼の鼻の頭には小さな小さなピンクの痣が生まれてきたときからあって、
頭のうしろはわんぐりとへこんでいた。
これはあのとき、いきむのやめちゃったからなのかなあと小声で言ったら
夫が息を呑んで、そういうことは言わなくていいから、とやはり小声で返してきたのだけど
(なんでだろう?私が気にしてると思ったみたい)
なんだか息子が私の中からがんばって出てきた証みたいで、かわいく愛おしいと思っている。
いつか消えるのか、大人になるまで残るのか、わからないけれども。

息子は最近音楽にあわせて踊るのが大好き。
ショパンでもRadio Headでも、ご機嫌で踊ってる。
最近はApple TVで音楽を聴くことが多いので、朝起きるとTVの前に立って
音楽をかけてくれとせがまれる。
それから誰も教えてないのに、後ろ向きに歩いたりとかもしている。
後ろ向きにとことこって、そいでこっちみててえへへと笑う。

食事は相変わらずごはんが中心。ときどき沢庵も。
刻んだキャベツやたまねぎやブロッコリーの花のとこをウォーターソテーして、
トマトも入れてごはん多目の、リゾットのようなものを作る。
息子はトマトが好きなので、そのせいもあってか結構食べてくれるみたい。
おかげであごもほっぺも、ぷちゃぷちゃっとしてきました。
お腹もぽこぽこっとでてきたね。
あんまり食べない子って遊ぶの大好きなんだよ、と
厨房のデザインしてくれるとこのマダムが言ってたけど、
あつひはまさにそうかもね。遊ぶのに忙しくて食べてられないっていう感じ…。

昼間ほとんど寝ないで一生懸命遊んでるんだって。
夜迎えにいくと、ほとんど8時で帰るとこてりと寝てしまう。
絵本読んで~ってな感じで絵本を持ってきてたけど、
着替えをし終わったらもう目が閉じかけ、なんてこともある。

昨日は昼間うんこが出なかったらしいんだけど、帰ってきて寝る時間になっても
まだ遊びたくて、遊んでるうちにうんこしたくなって、畳の上で
うーーーーん、といきみながら、半分目が閉じかけており、
どうしてやったらいいんだろう…と
思いつつトイレまでつれていった母でした。

投稿者 chaco : 12:40 PM | コメント (0)