82年頃のイギリス人が好みそうな 朝露のようなアコースティックギターに続いて 湿ったリバーヴのエレキギターが なげやりに甘えるように 両耳のイヤホンから流れてきた。 電車はゆっくりと降る霧雨のなか 長い橋を渡っていく。