『世界の車窓から』は、
知らなかった素敵な音楽を
たまに教えてくれる。
ハードディスクレコーダーで
まとめて見るようになってからは、
そんな曲が2曲ある。
どちらも、近いうちアルバムを買ってみようと思っている。
たぶんどちらも、
まず私が知ることはなかった音楽だ。
Rosalのほうは、最近だったから
映像もおぼえている。
ブエノスアイレスを夕暮れのなか発車する
列車のなか。
窓からは、宵の風。
薄い群青のベールをかけたような
誰そ彼どきの
こどもたちの顔。
遠くに残照。
遠くの団地の灯り。
子供のころに見た夢の中のような
淡くあいまいな光。
幼な児のちぢれた髪が
風になびく。
子供の頃に初めておぼえた
不安や
哀愁や
期待や
ほおにあたる風の感触や
「列車は夜に向かって走っていきます。」
と石丸謙二郎。
・・・
…っと、こんなページがあって、びっくり。