2007年05月22日

3月17日(土)~18(日)

金沢行きのBGMは

CORNELIUS 『SENSUOUS』

金沢の町は、何度訪ねても、素敵だ。

空が、広くて、

水色だ。

金沢21世紀美術館

ガラスで囲われたレストランから、遠くに

兼六園の深い

緑。

無料で見れるスペースも多い、新しいコンセプトの美術館

という気がした。

「タレルの部屋」。

直島で体験した

ジェームズ・タレルの作品『オープン・スカイ』が

ここにも在った。

目的は

奈良さんの展覧会「夜想曲」

期間中最後の土日を迎えた

ワークショップのカフェで

ビールを一杯。

そして二杯。

『Voyage of the Moon』。

小屋の屋根のカーブが、

絶妙だ。

壁が

斜めだ。

grafの奈良作品の

最高傑作のカーブ。

そして、

屋根のうえには、

「ままどうる」のような

かわいいほっぺたが

鼻腔をひろげて。

いつまでも、星月夜を見上げながら。


・・・


駅の観光カウンターでもらった地図に

いくつもの散歩道が載っている。

あらかたは

以前に歩いてしまったから、

今回はだれも行かないほうへ行きたい。

東山の、卯辰山の麓の寺町を

ぶらぶらする。

バスにのる。

このあとは

どうしよう。

兼六坂上の手前の曲がり角から、細い急坂を下っていくと

松山寺の脇へ出た。

細いが深い亀裂のような渓流にそって

くねくねと坂を登って

宝円寺にお参りをして。

暗いカーブの坂道をくだって。

ぶらぶらと。

椿原天満宮の脇を登って

休校中の金沢美術工芸大で

積み重なった卒業制作を覗き見して。

そうして

石引から、小立野。

天徳院の門を見て、バスにのった。


散歩道には

名前があったが

いまはもう憶えてはいない。


・・・


あの、屋根のうえの「ままどうる」。

能登の地震では

屋根からころげおちたり

しなかったかしらん。

投稿者 vacant : 2007年05月22日 03:10 | トラックバック
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