昨日は久しぶりに
本屋を隅から隅まで歩いた。
『日本美術応援団』 ・・・これはいずれ買おう。
赤瀬川 原平, 山下 祐二 (ちくま文庫)
『批評の事情―不良のための論壇案内』 ・・・これは図書館で借りよう。
永江 朗 (ちくま文庫)
どちらも新しい本ではないが、知らない本だった。
雑誌『Tokion』 宇川直宏特集
いまいち何が評価されているヒトなのかがわからない。
菊地成孔、
村上春樹、
何も知らない素人にもわかりやすく教えてくれませんか。だれか。
ロング・グッドバイを日本語の名手ハルキ訳で読める日本人は幸せだ
とカズオ・イシグロが帯上で絶賛してる。
どんだけ名手なんだ。
そして
立ったまま7割くらい読んじゃったのが
『嶋浩一郎のアイデアのつくり方』 嶋 浩一郎 (ディスカヴァー携書)
すごいなー。この人のメモ帳。
どーでもいいような雑学・うんちく・トリビアが、
ぜんぶ通し番号付きで
びっしりと書き込まれてる。しかも、なんの脈略も無く。
凡人は、たまに気になるネタをメモすることはあっても
ここまで根気よくネタを刻みつづけはしない。
それを
「まとめないこと」が大事と著者は言う。
「放牧」された情報が、「交配」することでアイデアが生まれる。
ファイルも、
本棚も、整理せず、アトランダムにしておくんだそうだ。
そこに「交配」が発生する。
まさに・・・、
・・・手術台の上のミシンと蝙蝠傘の出会い
(ロートレアモン『マルドロールの歌』)
フュージョンの神さま
ディペイズマ~ン降臨、というわけか。。
ウィキペデイアをアトランダムに表示してくれるページがあったら
ずっと見てると思います。
と、著者。
わかる・・・。
斯く云う私も、最近
「リロード⇒ランダム表示」で
脳のツボ押ししてるページが3、4つあります。
そう思うと、
「ランダム」も大事だが
「リロード」も、けっこう大事と
さいきん思っていた。
15年くらい前に買って読んだ本を
見返して
リロードして
その本の効能を再発見したりしている・・・。
【つい最近読んだ・読んでいる本】
『ことばの饗宴』 岩波文庫編集部 ・・・リロード
『ことばの花束』 岩波文庫編集部 ・・・リロード
『現代名文案内』 中村 明 ・・・リロード
『名文』 中村明 ・・・リロード
『詩とことば』 荒川 洋治 ・・・ロード
『日本のレトリック―演技する言葉』 尼ケ崎彬・・・リロード
『お楽しみはこれからだ』 和田誠 ・・・ロード
『フィロソフィー・ジム』 スティーブン・ロー ・・・リロード
『コメント力』 斎藤 孝 ・・・ロード
『ひととき詩をどうぞ』 川崎洋 ・・・ロード
『レトリック感覚』 佐藤信夫 ・・・ロード
『ノルウェイの森』 村上春樹 ・・・ロード
内田百閒、井伏鱒二、古今亭志ん生についても
さらに要ロード。
挙げたなかでは、『日本のレトリック―演技する言葉』 尼ケ崎彬
が、激・再発見。
大事なものは
すくなくとも
二度は見ないと
アタマに入らない。
すくなくとも、さいきんの私は。
投稿者 vacant : 2007年07月05日 19:19 | トラックバック