Kyoko Murase
The Cave of Emerald, 2008
oil on cotton, 125 x 140 cm
Courtesy of the artist and
Taka Ishii Gallery
村瀬恭子展 「Emerald」
2008年06月28日 ~ 2008年07月26日
タカイシイギャラリー
7月26日(金)
隅田川花火の前に、
タカイシイギャラリーで
村瀬恭子展の最終日を見る。
・・・
村瀬恭子をはじめて見たのは、
2001年くらいだっただろうか。
築地で開かれていたパレットクラブ(PALETTE CLUB)の展覧会。
奈良美智や川島秀明、ミスターら
と一緒に展示されていた一枚の絵が気になった。
大きくはない絵で
むしろ小品だったけど、
水面に顔だけ浮かべ
溺れるか流されるかしている女性の絵だった。
たしか、緑や灰色を基調にしていて
目、鼻、口など
顔のディテールだけが
妙に描写的なところが印象的だった。
(ベーコンとはまた別の手法で。)
その後、
まだ大塚にあった頃のタカイシイギャラリーでの
蝶をモチーフにした展覧会や、
表参道のナディッフにも見に行ったのを憶えている。
・・・
今回の「Emerald」展では、
いままで
川に流されたり、彷徨ったりしてばかりいた
主人公が、
はじめて
すっくと立ち上がり、
川の流れに逆らって立ち向かっているのが
印象的。
この作品、
「The Cave of Emerald」
は、
なぜだろう、
最終日でも
sold
になってなかったけど、
¥1,150,000-
は、ぜったいに “買い”
だと
思う。
もしもまだ残っているのなら