彼女に借りたMDで、
生まれてはじめてNUMBER GIRLを聴いた。
『NUM-HEAVYMETALIC』(TOCT-24764)
良かった。
「またまた〜、そんなことやっちゃって・・・」と突っ込みたくなる気恥ずかしい部分より
何十倍も「気迫」のほうが強いので、
結果、「すごい」ものになる。
(このさい技術とセンスのことは省略。)
・・・
このことから学べることはなんであろう。
いや、うん、
そのままである。
「またまた〜、そんなことやっちゃって・・・」と突っ込まれそうな気恥ずかしい部分より
何十倍も強い「気迫」があれば、
結果、「すごい」ものになる。
(このさい技術とセンスのことは省略。)
・・・
ミクスチャーは続くよどこまでも。
エントロピーの法則では、
物事はひたすら拡散し、散乱し、
要するにどんどん散らかっていくという。
膨大なエネルギーが無い限り、
元の秩序にはもどせないのだそうだ。
先週の木曜日に、生まれて初めて
itunesにCDを読み込んだ。
記念すべき第1枚めは、
jack johnson 『Brushfire Fairytales』 (UICU-1028)
itunesの
ビブリボン(正式名:グラフィックエフェクト)の動きによく似合う。
2006年、itunesを使用。
私の一生の中でどのあたりに位置付けられるのだろう。
夜、通りの灯りが、にじむようになった。
春が来た。
春宵、という言葉が好きだ。
通された座敷。
集まった面々。
顔は見知った人、人、人。だが、
その九割は、名字も名前も実は知らない。
それでも、数ヶ月ぶりに何事も無かったように言葉を交わし、
初めて出会う男とも、酒を酌み交わす。
その語らいの時を、かけがえなく思った。
春が来た。
3日ほど前、
目が覚めると、布団のなかで、カラダが暖かかった。
ほかほかとした感じが、
外から暖められる感じではなく、身体のなかから発生していた。
ぬる湯のような、心地よい感覚。
さしこむ陽ざしから、今朝は快晴だということがわかる。
布団を出ると、
部屋は寒かった。
意外だな、きょうは寒い日なのか。あんなにぬくかったのに。
それで気づいた。
春がやってきているのだ。
案の定、朝の外気は冷たく、空は晴れ渡っていた。
それでも、
澄み切った冬の快晴というよりは、
わずかに潤いのある春の光だったような。
気のせいかもしれない。
四つの季節、それぞれ「やってきかた」はちがうけれど、
春の場合は、こんなふうにやってくるのか。
・・・
・・・
『春二番』
かどの喫茶店で コーヒーを飲んで
湯気が渦を巻いて 鳴門に見えた
かどの喫茶店で トーストを頼み
レシートを丸めて ポケットに入れる
かどの交番で レシートを見せて
おトイレを借りて 流さずに帰る
心の片隅に 春が来て
ついでに 頭の片隅に 菜の花が咲き放題
まして春は 山に来た野(脳)にも来た
かどの小池さんに お嫁さんが来て
挨拶回りで うちにもやって来た
「つまらない物ですけど 受け取って下さい」
「つまらない物では 受け取れません」
その日小池さんは 笑っていたけど
次の日 ゴミ置き場を見て泣いていた
心の片隅が ひねくれて
ついでに 頭の片隅が コブラツイストの弓矢固め
まして春は 山に来た野(脳)にも来た
((C)所ジョージ)