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2010年05月15日

『ある子供』『休暇』

ちょいちょいDVDを観ております。
先月は面白オカシイ映画を観て、くすくす笑っておしました。
『ララピポ』・・・成宮クンハマり過ぎ(笑)
『罪とか罰とか』・・・ケラ監督の笑のセンス好き☆
『色即ぜねれいしょん』・・・文系男子万歳!渡辺クンかわええ~♪

今月はなぜかドーン・・・と心沈む人間ドラマ映画を立て続けに観てしまった

ある子供
(ベルギー/フランス)
子供・・・といっても、この作品のなかでは20歳の主人公とその彼女の事
若者の失業率20%というベルギーの話で、引ったくり・スリで稼いでその日暮らしの主人公
全ての行動に計画性が無く、まるで子供なのです
で、そのカップルに赤ちゃんが産まれるんだけど、自覚も無く関心も無い主人公は
勝手に子供を売ってしまったり・・・
終盤まですっと、彼「行き当たりバッタリ」な行動は変わらず
ますます救いようの無い状態に陥ってしまう

最後は警察に捕まるんだけど、その時の私の「ホッ」とした顔、見せたかったわ~(笑)
もう本当に「なんでそんな考えしか思いつかないの?」とか思いながら
身を乗り出して観て、最後は本当にホッとして、ドッと疲れが出てきちゃってぐったりよ
暴行や殺人は犯さないんだけどね
だから余計に大人になれる可能性を信じて観てしまうというか・・・
こんなに力んで観た映画は久しぶり
あ~、疲れた

休暇
(にっぽん)
小林薫・西島秀俊・大杉漣といった感情がにじみ出るような演技をする
俳優さんばかりの出演
はまり役でした☆

死刑囚を収容する拘置所の刑務官の話
結婚間近の主人公(小林薫)が有給休暇を使い果たしていた為に、
新婚旅行出かけられずにいたが
2日後に控える死刑囚(西島秀俊)の刑の執行の際、『支え役』(下に落ちてきた
死刑囚の肢体を支える役)を買って出れば、一週間の休暇を与えると聞いて
苦悩の末に名乗りを上げる
そんな役に買って出れば、当然仲間達には白い目でみられるし、
本人も志願しての刑試行の記憶が頭から離れず苦悩するわけで
それでもそうした行動には、新しい家庭への期待、幸せをつかもうとする主人公の
思いも見え隠れして、なんとも複雑な気持ちになる

あと、死刑囚:西島秀俊の演技にもドキドキした
刑執行を知った看守らの「知られてはいけない」と思いながらも
何気なく出てしまう気遣いの言葉に「?」となる所とか、
執行当日のいつもと違う足音に勘付き、心乱れるシーンとか

あと、印象的なシーンがあった
最後に、電車の中で主人公と、妻となった女性の膝と膝が触れるシーン
これから主人公は幸せを掴むのかな?

いろいろ考えさせられる映画でしたが、もうこんなに長くなってるのでこの辺で。

あ~、重かった。
ぐったりだよ。

次はスカッとアクションでも観ようかな☆


Posted by onoriko at 2010年05月15日 23:45

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Comments

「色即・・・」は青臭くてよかったっす。同じような感じで
「俺たちに明日はないっス」・「グミ・チョコレート・パイン」もよかったよ。グミ・・・はケラ監督っす! 若いってスバラシイ!!!
「ララピポ」この前借りたのに、結局見ずに返却しちゃったんで、次リベンジするのじゃ!

Posted by: ドロンジョ at 2010年05月18日 16:53

『俺たちは・・・』はノーマークだった~!借りてみる!
『グミ・チョコレート・パイン』は気になったまま観てない
そうだ、ケラリーノさん監督だったね☆
甘酸っぱい青春時代が・・・うふ♪

はぁ・・・観たいのが沢山あって追いつかねっす・・・。

Posted by: 斧 at 2010年05月19日 00:26

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