義盛記

2メガばかり都合しては下さらぬか。

古書店街、立喰そば、8時23分。

微妙に混んでいるにもかかわらず、店主のみが厨房にいて女性店員がいない。
年老いた外人、やや目方重視の中年女性の後に並ぶ。
外人は背中を丸めながらゆっくりと小銭を数え、滑らせるように支払を済ませる。
目方重視は異常な速度で麺を平らげ、足早に去ってゆく。

初めて若い女の客を見る。
いうても飲食店系の白衣を着ていたから同業には違いないが。
何故か半笑いだったのが気になるだの、ならないだの。

白衣に半笑いとは、多分にしてリスキー。