陸奥、愛媛の河東碧梧桐を想う、10時00分。
寒い。
冬とはいえ、室内で吐く息の白さに、僻地へ赴任させられている現実を直視せざるを得ない。
そして、午前十時現在、軽く放置されている。
一時間後に戻る、と彼は言う。その言葉に嘘は無いのだろう。
何も問題は無い。
この隔離された小部屋に空調設備が一切無いことも、換気ダクトのカバーが外れて配線が飛び出しているのも、今座っているのが座り心地がひどく悪い曲がったパイプ椅子であることも我慢しよう。
何故なら大人だからだ。
ドアから犬が紛れ込んだとしても驚くほど冷静で、例え排泄の欲求を耐えている状態だったとしても、涼しい顔していられる立派な成人男性だからだ。
しかし何故だ、大企業も軒を連ねるビル全体が独特の臭気を醸し出しているのは。
突然の生活臭に戸惑いを隠せず、やはり大人な対応で臨めない。
ヘルプデスクの筈がヘルプを連呼するデスクになりつつある。
どなたかダクトから吹き込む冷風を止めてくださらんか。
ここで倒れたら殉職かとも思い始める。
殺す気か!
投稿者 yoshimori : January 20, 2006 11:59 PM | トラックバックhttp://b5ebe4d0e2a577b3539d73a70c1a06d7-t.qhzrpz.info b5ebe4d0e2a577b3539d73a70c1a06d7 [url]http://b5ebe4d0e2a577b3539d73a70c1a06d7-b1.qhzrpz.info[/url] [url=http://b5ebe4d0e2a577b3539d73a70c1a06d7-b2.qhzrpz.info]b5ebe4d0e2a577b3539d73a70c1a06d7[/url] [u]http://b5ebe4d0e2a577b3539d73a70c1a06d7-b3.qhzrpz.info[/u] a587e23529cc2ef5e6e7833effd186f2
Posted by: Hayden : May 25, 2007 12:43 AM