February 11, 2006

先生、山内くんが校庭でチェーンソーを振り回してます。注意して下さい。え? 無理?

乗鞍岳、雪溶け後続々と発見されるxxx(自粛)に春を感じる、20時15分。

急ぎ気味に飛び乗った東西線には、一足先に退勤した職場同僚がシートに座っている。
「お疲れ、お疲れ」と、隣に着席。

「えーと、お忙しいところあれなんですが、ドラマの撮影が入ってしまいました」
本業はそっちだもんね。
「ええ」
また殺される役?
「死にませんよ! ・・・たぶん」
なんて題名?
『けものみち』ですよ」
町田康?
「それは既に映画化されてて、タイトルも違いますね」
『けものがれ、俺らの猿と』か。
「知ってんじゃないすか」
ん? 誰でしたっけ?
「松本清張ですよ」
へえー。誰が出てるの?
「さあ・・・」
何の役で出るの?
「聴いてませんね」
やる気あるの?
「ありますよ!」
ロケ地は?
「いや、知りません」
どうすんの、奥多摩あたりのリアル獣道だったら。
「覚悟します」
蛇とか喰わされるよ。
「いいですよ。ってどんなドラマですか」
馬鹿よ馬鹿、役者馬鹿。
「ありがとうございます」
そう言えば、松本清張って竹中直人が物真似してなかった?
「え? まじすか。知りませんけど。いや、知ってるかも。絵ヅラが浮かんできた」
でしょ? あ、でも、遠藤周作だったっけかな。
「そんな地味な物真似に需要があるとは思えませんが」
地味だからいいんじゃんか。

東西線は大手町に停車する。
「じゃあ自分、マネージャーを待たせてるんで、ここで失礼します」
はい、お疲れー。

何だ、さっきまで鼻から讃岐うどんを喰う話をしてた男が。
・・・格好いいじゃないか。

投稿者 yoshimori : February 11, 2006 01:13 PM | トラックバック
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