繊維質が見えるまで履き続けたタイヤの危険度に怯え、バイクショップに電話してみる。
あの、ホンダのバイク、タイヤを交換したいんですけど、診てもらえます?
「いいよ」
何時まで営業してます?
「八時まで」
今から行って交換してもらえます?
「いいよ」
単車を押して現地へ赴くも、看板のあるショップにはシャッターが降りている。
えー、八時までって言ったじゃーん。
A4用紙に手書きした「←」の記号が見える。
『隣に移転しました』
えー、隣って酒屋じゃーん。
よく見たら、酒屋とシャッターが降りた店舗の隙間に、2秒前までまったく気付かなかったバイクショップが確かにそこにある。
先程電話した者ですけど。
「? どうしたの?」
タイヤ交換して頂きたいんですが。
「メーカー、何?」
ホンダです。
「あー、どれどれ」
これです。
「あー、え? これ? ホンダ? タイヤ? 電話の方?」
・・・あんたにこの子を預けていいのか・・・。
(了)
投稿者 yoshimori : April 28, 2006 11:59 PM | トラックバック