アウトドア的風景ではあるが、仕事先としてこの地を訪れる。
得意先である客三名の姿も見える。
目前には川が流れている。
対岸に渡りたいのだが、見渡した感じでは大概浅瀬は無い。
無関係に現れた白いシャツの男は、神の奇跡のように水面を踏みしめながら渡ってゆく。
場面は変わって、立川駅構内。
キリスト教伝道の一環としての説法を行う会場となっている。
集団の中にいる自分は、文庫本を片手に聴いてもない。
ホームに到着した電車から降りる全盲の男女の手を引いて誘導し、彼らから感謝される。
川越から来た男が若い信徒に対して、説法が何処まで終了したか説明を求めている。
若い信徒の説明は要領を得ない。
気付けば電車に乗っている。
過ぎ去る駅の名は「旅行」、「作文」と奇妙なネーミング。
(了)
投稿者 yoshimori : June 7, 2006 11:59 PM | トラックバック