September 07, 2006

『爪細工職人と踊り子』

バーのカウンター、隣席は三十路を越えたネイルアーティストとダンサーが熱い語りを繰り広げる。

互いを持ち上げて、「あたしらやっぱりいい女よねー」という結論に持っていこうとしているようだが、そこは女の性、牽制しつつ話が微妙によれてゆく。

中盤、他人をはらはらさせる場面を経て、終局へ向かうふたり、最後には「ニューヨークへ行く」という着地点に降り立つ。

ずいぶん話飛んだな。

(了)

投稿者 yoshimori : September 7, 2006 11:59 PM | トラックバック
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