馬肉の原産地を高々と掲げ、是非にと問い掛ける張り紙で占められる店内。
昼時、リーマンに紛れ、「酎ハイ300円」との表示を眺めながら、生姜焼定食を頼む。
奥の席にはアングロサクソン男女4名が慣れない箸を使いつつ、揃いも揃ってハンバーグ定食を突付いており、韓国語を話す女子2名は麻婆豆腐をさらっている。
何か違和感が拭えないまま、店員の動向を眺めていると、新規で客が入店する度に、「ハンバーグ終わりました」と先制するのを忘れない。
嗚呼、生姜焼ってば味がしないよ。
(了)
投稿者 yoshimori : October 17, 2006 11:59 PM | トラックバック