大型雑貨量販店。
見るからにヴェトナム系な青年が、連れの友人と母国語で話している。
酒が入っているのか、声質はビブラート気味。
「いらっしゃいませー、どうぞ手に取ってご覧下さーい」
ヴェトナム人の放つ大層流暢な日本語が狭い店内によく響く。
連呼しては友人と笑い合っている。
友人は、「恥ずかしいな、お前ー。俺、他人だからな」的ニュアンスの表情。
うっかり店員と間違えてくれる奇特な客はおらず、彼らの存在は正規従業員を圧倒し始める。
件の台詞以外は全てヴェトナム語なので、絡み辛いことこの上ないのだが。
(了)
投稿者 yoshimori : November 21, 2006 11:59 PM | トラックバック