February 20, 2007

『永遠にとは言わないまでも、ほんの少しだけ愛をください』 (第3回)

ネズミ駆除装置に弱い男、ため息と共に頭を抱える。

「やっぱ、頭痛いって、これ。電源切ってもいい?」
えー? これ、無線LANだよ。

「じゃあどうすりゃいいんだ、俺はッ!?」
まあまあ、少し休憩しようよ。

「うん、もうここにはいられないし」
そんなこと言わないでさー。

煙草に火を点ける男、真顔で語り出す。

「この間思い出したんだけど、夏場に蚊取り線香とか焚くじゃない?」
そうね。

「俺、あれもダメってことに気付いた。どうしても頭痛くなる」
えー? 煙でやられてるのかな。

「いや、どうやら煙じゃないらしい。煙の出ないタイプもダメだった」

・・・もう既に哺乳類でもないらしい。

(了)

投稿者 yoshimori : February 20, 2007 12:00 AM
コメント

も、もしは義盛閣下の無線LAN、犬笛付きなのでは・・・?

Posted by: Hyde先生 : February 21, 2007 11:45 PM

どおりで、出荷できるほどたくさんのいぬころが寄ってくるわけだ。

Posted by: 義盛 : February 22, 2007 09:17 PM

できればネコチョウラィ!щ(゚▽゚щ)

Posted by: Hyde先生 : February 23, 2007 12:06 AM
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