帰りすがら麺でもすすろうかと、それっぽい店の暖簾をくぐる。
厨房から熱気が店内を満たしている様子。
故・中島らもが座長だった劇団の構成員にも似た従業員(中国籍)が応対。
顔の面積が縦と横で割り出せそうなほど正方形に近い。
店の名を冠した品を頼む。
この店、帰宅ルート上に存在するポジションと、営業時間に兼ね合うからと再度来店を一考する。
随分と高見で消極的な理由だが。
「東京生まれか否か」で異様に盛り上がるワンピースの若い女ひとりに男3人と、ひとことも言葉を交わさずに黙々と麺をすすり込むスーツ姿の男4人が対称的。
結論:夏日に空調の壊れた店で熱いスープは飲むな。
(了)
投稿者 yoshimori : June 18, 2007 11:59 PM