昼に穴子丼を食す。
丼から大きくはみ出た穴子先生に何かしらの感情を抱き、特に美味ではなかったのだが完食するに至る。
穴子先生は鰻先生に似ている。
違いは鱗の有無。
穴子先生には無いという。
土佐郷土料理店にて「のれそれ」を頼む。
マアナゴの稚魚を生きたまま酢と共に躍り食いする郷土料理。
透明感のあるゼラチン質の稚魚は独特の触感を提供するが、
「こ、これはっ」というグルメなリアクションはない。
同品、淡路島では「洟垂れ(はなたれ)」と呼ばれているというが、何かぐっと食欲が減退するネーミング。
気持ちは分からんでもないが、コドモじゃないんだからストレートにものを言うなといさめたい。
(了)
投稿者 yoshimori : May 28, 2007 11:59 PM