朝方、インターフォンがなった気がして、気絶していたソファーから飛び起き、玄関先で返事をするも、徒労に終わったことを知る。
時刻は午前5時過ぎ。
扉の向こうには誰もいない。
目覚めない頭で少し考える。
1.ビデオデッキ内のテープがヘッドにセットされる音が聴こえた。
2.点けっ放しのはずの電灯が消えている。
3.固定電話が短く鳴っていた。
結論:
停電があったらしく、復旧後に全ての家電が再起動していた。
ただし、照明器具はリモコン起動なので再通電後は消えている。
固定電話は通電時に音が鳴る仕組み。
つまり、インターフォンは鳴っていない。
機械に踊らされるという素敵ないちにちの始まり、数時間後に鳴る目覚まし時計みたいなスタンドアローンなアナログだけを信じたい。
(了)
投稿者 yoshimori : June 6, 2007 11:59 PM立派な推理ですけどね,
いや,私,この日伺ったんですよ.
ちょっと朝早くて申し訳ない気持ちから
インターフォンは2回しか鳴らしませんでした.
もうちょっと待てばよかったですね.
あの,また改めて伺います.