June 12, 2007

『若輩シンパシー』

山手線外回り車内、同僚と思しき20代後半女2名、職場の後輩らしき男子の名をひとりひとり挙げては辛口評価。

「あの子ってさー、小動物っぽくない?」
「あー、うんうん、何か分かる。生命力弱そう」

ラビット系?
「あはははー、超受ける。寂しくて死んじゃうって感じ」

「どーんって押したら、『やめてよう』とか言いそう」
「言いそう、言いそう。『いたあーい』みたいな」

車内に響き渡る心無い笑い声に重なる警笛。
後輩男子の職場環境に同情する。

(了)

投稿者 yoshimori : June 12, 2007 11:59 PM
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