何度もあれで恐縮なのだがNHKを観ている。
『YMOからHASへ』
言わずとも知れた坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣らがイエロー・マジック・オーケストラ散開後、始動させた短期ユニット名、ヒューマン・オーディオ・スポンジ。
しかし、細野が近年樹木希林化しつつあるのはもう止められないのだろうか。
そういう絡みか何なのか、インタビュアーはリリー・フランキー。
インタビューの中で、幾星霜を経て歳を重ね、物忘れも激しく人間関係の煩わしさすらも面倒臭くなったという細野、だからこそ再び3人で演れる、老成した関係性が生まれ、どうでもいいことがどうでもよくなる。
成る程素晴らしいと膝を打つ反面、30年連れ添ったゲイカップルを見るような目で眺めていることにも気付くのだった。
(了)
投稿者 yoshimori : July 8, 2007 11:59 PM