社食に登場するメニューの中にゾッパと呼ばれる一品がある。
何料理? ていうか何語?
絵的には地味な野菜を煮込んだ雑炊に他ならないのだが、字面と音感に若干身構えてしまう。
スペイン語で「ゾッパ・デ・アホ」とは、にんにくのスープを差すのだが、ここはやはりおされタウン中目黒としては、
ゾッパ=スープ
という解釈で理解するべきなのだろうが、雑炊をスープにカテゴライズしてまうのは、かなり乱暴な感は拭えない。
しかも具材からは何ひとつとして、イスパニアをイメージする要素が無い。
椎茸からはアンダルシアの風を感じないし、
えのきだけからサグラダ・ファミリアを連想しない。
むしろ近くて遠い隣国にある、クッパ(直訳:汁ごはん)に近い。
そういう意味では雑炊クッパの略なのかもしれないが、どうでもよすぎて確かめる気にもならないのだ。
(了)
投稿者 yoshimori : July 19, 2007 11:59 PM