朝方、雨音で目を覚ます。
梅雨明け直後の土砂降りは、人工芝を容赦なく叩きつける。
やがて驟雨は止み、流れゆく雲間から夏の日差しが降り注ぐ。
外の様子を見ようと窓を開けると、見慣れない物体が落ちているのに気付く。
当初、木の皮と思い込み、枯れ枝と共に素手で回収しようとするも、動物系の感触が指先に伝わり、思わず投げ棄てる。
何これ!?
鱗?
魚?
色的には鯛、部位的にはカマ。
何故ひとんちの残飯がうちのベランダに?
人が寝てる間にベランダで鍋パーティがあったかと思うと悔やまれる。
(了)
投稿者 yoshimori : August 2, 2007 08:58 PMおまわりさん、ごめんないさい私がやりました。
美味かったです、今度は合図します(≡゚∀゚≡)
今回は許す。
呼ばれないまま残骸を発見した際には吊るす。
この季節はつらいぞう。
吊るされないように頑張りたまえ。