August 12, 2007

『九名、野宿も止む無し』 (最終回)

8時頃に暑くて起き出す。

担当者が用意した朝食を摂り、担当者によるテント撤去を眺めている。
川遊びと称して、昼食を懸けた狩りが始まる。

river.jpg
橋から眺める激流(ここで流されて1名脱落)

釣果は小さな岩魚一匹。
腸を抜き塩を振りかけ、丸ごとバーナーで焼いて、丸ごと食す。
実は岩魚によく似たかなり危険な魚だったらしく、ここで1名脱落

気を取り直し、よさげな蕎麦処があるという清里を目指す。
道中、涼やかな滝があるというので立ち寄ってみる。

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吐龍(ドリュー)の滝
(「バリモア?ねえバリモア?」と連呼していた同行者は滝管理者より「アル中か!」と一喝され滝壷の中へ、1名脱落)

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滝とは関係なく流れる川
(記念撮影をしようとカメラを取り落としそうになりそのまま流されて1名脱落、但しカメラは無事)

清里へ到着。
観光地駅前らしく、梅宮辰夫人形が鎮座し、クレープ店が軒を連ねる。

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蕎麦処入り口
(仕込み中の主人の握る蕎麦切り包丁が偶然にも同行者に眉間にヒットし1名脱落、事故扱いに)

推奨しているというランチコースを選択。
稗(?)の味噌焼き、トマト饂飩、揚げ牛蒡と揚げ芋、瓜の漬物、最後はつなぎ無しの生粉打ち蕎麦を大根卸しで戴く。

sougoan_oku.jpg
脱落者分も予約していたので空席が幾つか

同行者の頼んだ鴨鍋饂飩が思いのほか量が多いらしく、食べ切れないということで少し戴く。
トマトを含め、葱、牛蒡等、野菜の味が東京とは違う。
畑作農業で潤っている土地ならではの結果だろうか。

帰りに温泉に立ち寄る。
ニュースでは東名高速道路での事故渋滞を伝えている。

24時半、車輌は渋谷までたどり着く。
数名の犠牲はあったものの、無事に帰還したことを感謝する。
生き残った担当者に車輌を預け解散。

ありがとうありがとう。
「家に帰るまでがキャンプだから」
その言葉の意味を真摯に受け止め岐路に着く。

次回から脱落者は3名程度に抑えたいと思う。

(了)

投稿者 yoshimori : August 12, 2007 11:59 PM
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