August 19, 2007
『激闘、暑いと熱いは違う』
遥か甲子園では高校球児らが白球を追い駆けてる最中、三十路過ぎらは脱水症状とぼくのせんせいは~フィーバー的にやれら、言えてない、やられ、美しくもない汗でユニフォームを俺色に染め上げ、たった一度のバッセン通いで皮をひん剥いた左手親指を気にしながら、人に借りた金属バットを握り締め、降りもしない夕立と鳴りもしない雷鳴に怯えながら腰の入ってないスイングをし続けるのだった。
木陰がこんなにもいとおしいとは。
(了)
投稿者 yoshimori : August 19, 2007 11:59 PM