September 27, 2007

『岩本町3-10-1』

終電ではない時間に帰宅。
裏口より階段を上がり、自室を目指す。
自室と同じ階の何処かで何か窮屈なうめき声。

doorcat_01.jpg
「おーい」
あ、先輩。

doorcat_02.jpg
「出してくれ」
いや、無理っす。

「頼むから」
ほんと勘弁してください。

あれやるから」
何を? ていうか何もらっても無理っすよ。

「冷てえな」
だって、そこ知らないひとんちですよ。

「義理も人情もないのかい」
んー、それを全面に押し出されても。

「お前の鍵で開くぞ」
まじすか? いや、ありえないっす。

「建物全体で共通だぞ」
それはないですってば。

「ったく、小心だなあ」
もうそれでいいですよ。じゃあもう行きますから。

「知ってるぞ」
な、何をですか。

「教えてやるから開けろ」
何を知ってるんですか!

「しかしお前もひどいよなー」
し、知りませんよ。もう行きますから!

「あっ、おーい! 知らないぞ、ここに住めなくなるぞ!

うう。
以後、眠れない日々を過ごす予定。

(了)

投稿者 yoshimori : September 27, 2007 11:15 PM
コメント

か、か、か、かわいいぃぃぃぃぃ

Posted by: いわっちょ : September 29, 2007 01:22 AM

やつは悪魔です。

Posted by: 義盛 : September 29, 2007 12:18 PM

閣下、つい人の姿を維持できなくなりましたので、猫の姿でお邪魔しました。大変失礼致しました。

Posted by: hyde先生 : September 30, 2007 03:46 AM

お前かーっ!

Posted by: 義盛 : September 30, 2007 10:29 PM
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