目を覚ますと、既に閉店の様子。
記憶の断片に残るは、氷が溶け切ってほぼ透明な液体で満たされたグラス、
ってそれさっきまで飲んでたやつじゃん。
分かりやすい週末の過ごし方。
始発が既に動いているのは周知の時間、タクシーを拾う。
個人。
シートがやわらかい以外、他との相違点も見出せないまま自宅へと向かう。
電車を乗り換えたり、階段を上ったりする行為を換金して家路へ。
えーと、次の信号で降ります。
え? わたしが最後の客ですか。
へー、遅くまで大変ですねえ。
じゃあ今日はお疲れ様ってことですかね。
あ、じゃあここで。
おやすみなさい、ってもう朝だけどな。
(了)
投稿者 yoshimori : September 28, 2007 11:59 PM