駅前の人通りを泳ぐように掻き分けて、目的地へと急ぐ。
煉瓦造りの外観、旧式のレジスター、籐の椅子すら懐かしい。
■煙腸
いわゆる腸詰。
香菜(シャンツァイ)、白髪葱と頂く。
■蜆
蜆をにんにくで炒めた一品。
他の台湾料理店で蜆を探すと、大概は溜まり醤油漬けばかりで、その温度差に驚く。
■米粉
焼きの方。
やや薄味系にて、酢を足すのも一興。
少人数だとこれで満足
無口で無愛想な従業員が書き込んだ品名
名は失念したが、酒度50超えの中国酒を頼み、店員から「ダイジョブ? 50ドダヨ?」と念を押される。
やかましいわ酒持ってこんかーいと円卓をひっくり返すわけでもなく、竹の香り漂う激薬を飲み干して、徒歩で帰ります。
(了)
投稿者 yoshimori : October 11, 2007 11:59 PM