26時を少し過ぎている、空も白々としているだろうという時間。
疑問に思ったことがすぐに言葉になるという油断。
「メガネかけてる男女って、いつメガネはずすんですかね?」
いつって、邪魔になった時しかないやろ。
「ちゅーする時に当たるじゃないですか」
そん時にはずしゃええやないか。かちゃかちゃかちゃかちゃ当たって鬱陶しそうだからな。
「なるほど。でもはずしたらはずしたで見えないじゃないですか」
君はあれか、明るいところじゃないとあかんのか。
「そういうわけじゃないですけど、見えたほうがいいじゃないですか」
メガネかけたことないから、メガネ側の気持ちにはなれんな。
「ってそれ、度入ってないんですか?」
入ってないよ。
「じゃあそれをいつはずすかって話にもなりますよ」
そんなん言えるかい。
「ずるいっすねー。しかし、みんなどうしてるんですかね?」
知らんがな。メガネ男女に訊くしかないな。
店内を見渡すもメガネ男女は不在で、話はここまで。
タクシーで帰ります。
(了)
投稿者 yoshimori : October 19, 2007 11:59 PMあれ、いまメガネかけてるん?
わたしは目が悪いから仕事中はかけるけど、日中はなるべくかけない。見たくないものは見えなくていいからw
Posted by: いわっちょ : October 22, 2007 12:17 PM眼鏡はかけてませんが、色眼鏡をかけています。
比喩的な表現ではありませんが。
見たくないものは、見なくてよいのです。
Posted by: 義盛 : October 22, 2007 10:04 PM