新宿にある北京料理店へ行く運びとなり、予約を一任される。
「じゃあお願いしますね」
了解。で、何人だっけ?
「8人です」
予約取れたら連絡するよ。
「あ、4人追加でお願いします」
12? 分かった。また後で。
「もうひとりいいですかね?」
13? 分かったー。後でー。
「欠員出ました、1名脱落です。風邪とのことです」
えーと、12か。じゃあ現地で。
目当ては11月から3月までという期間限定の鍋、酸菜火鍋(ファンツァンホークォ)。
説明には、「満州風漬け物の和え寄せ鍋」とある。
豚肉、鶏肉団子、蟹、烏賊、牡蠣、帆立、酸菜(発酵白菜)、春雨、等が特殊形状の鍋で煮込まれ、薬味ががっつり混ぜ込まれた甘辛酸味の味噌(紅腐乳)で食す。
8+4+1-1=12
敵は11人かと眠れぬ夜を過ごす。
(了)
投稿者 yoshimori : November 9, 2007 11:59 PM信平先生、どうかお許しを!
先生が大の鍋嫌いと聞き及び、お誘いできませんでした。
どうか、どうか平にご容赦を。
お怒りが静まります様、陰ながら祈っております。