遠方から後輩が上京しているというので、新宿三丁目で飲むことに。
仕切りと階段だらけの入り組んだ店内を案内され、畳敷きの個室へと通される。
とりあえずとビールをオーダー。
3分経過。
卓上には突き出ししか置いてない。
遅いな、ビール。
「あ、ここの店員、気を付けた方がいいですよ」
何でまた。
「やたら早口なんですよ。何を言ってるのか全然分からなくて」
日本人なのに?
「ええ、たぶん。名札に『田中』って書いてありました」
マルクス闘莉王かも分からんぞ。
「誰ですか?」
いや、実はよう知らん。もう訊かんといて。
「何ですか、自分でふっといて」
フード系はあっさりと運ばれてくるのだが、ドリンク系がさっぱり来ない。
「呼びますか?」
田中を呼べ。
「いや、指名は無理です」
分かっとるがな。
呼ばれた田中、ビールが来ない旨を告げると、「かくにます」と言い捨てて去ってゆく。
「確認します」と言ってることに気付くまで数秒要する。
「たせしましたー」と田中、ビール4杯をテーブルにガゴンと置き、走り去ってゆく。
「あの、これこんなに頼んでないです!」
もう、ええよ。疲れた。
田中以外のプレイヤー達も負けじとやらかしてくれたが、思い出すのも鬱陶しいのでこの辺で。
山手線と井の頭線で帰ります。
(了)
投稿者 yoshimori : December 11, 2007 11:59 PM