たった二日間の休肝日を経て、近所の小料理店へと足を運ぶ。
バナナとヨーグルトだけの生活が続いたので、急に魚の造りなんて食すと、胃痙攣でも起こしかねないので、自重して湯がいた青っぽい菜とか、よく煮込んだ根菜を選ぶ。
熱燗で賀茂鶴を二合、菊水辛口を三合貰う。
飲めるという当たり前の行為に幸せを感じる。
久し振りに米も食いたい、と塩昆布の茶漬けで〆る。
食と酒がおっさんを通り越して、爺の境地だ。
若隠居に焦がれる身としては本望だ、と懐手を装い、歩いて帰ります。
(了)
投稿者 yoshimori : February 7, 2008 11:59 PM