新潟県南魚沼郡湯沢町三俣、二居田代高原を内包する雪山へと向かう。
実に3年振りとなるスノウボオド。
加齢の上に日頃の運動不足がどんな災いを招くかも分からないまま、現地へと連行される。
27:56
田代ステーションに到着
寝袋に包まり、仮眠する。
足なんぞ伸ばせるはずもなく、窮屈な姿勢で朝を迎える。
8:32
前世でどんな悪さしとったんぢゃ、と村の長老に怒られるくらいの悪天候
コースを逸れ、木々の間を滑り抜けるという、一歩間違えば大怪我を免れない愚行を重ね、誰もいないゲレンデにシュプールを描く。
横殴りの吹雪でリフトは何処で覚えたか分からないグラインドをしながら我々を揺らす
鉄塔好きには堪らないはずの送電線もはらはらするくらいにしなっている
不意に停止するリフトの揺れに込み上げる熱いものが
あの、あの大きな小屋へ逃げよう
もう充分に戦った我々は立派だったと言い聞かせ、暖かい室内に腰を据え、止みそうにも無い猛吹雪を眺めながら帰り支度を始めるのだった。
(了)
投稿者 yoshimori : March 1, 2008 11:59 PMねえさん、おひさしゅうございます。
命からがら生還致しました。
またご贔屓に、お頼申します。