野に生えている草木の名を特定することを「同定」という。
響き的には何だか微妙だが、爺趣味が高じてくると、いずれその辺に生えてる雑草の種名すら言い当ててしまうに違いない。
最寄り駅の付近に白い花があり、とても強い香気を放っている様子。
名を知ろうと、実物を見ていない知人に尋ねてみる。
ほら、あれ、膝ぐらいの高さの植え込みっぽい感じで、花が白くて、良い香りで、最近咲いてるやつ。
「クチナシ?」
ほんとに?
正解は、沈丁花(じんちょうげ)
同定の道は遠くて長い。
(了)
投稿者 yoshimori : March 17, 2008 11:59 PM