17時を過ぎても、外はまだ明るい様子。
何か「和」な夕餉でも頂こうと、神田神保町へと向かう。
古書店街を徘徊し、本郷通りを超え、目指すは神田司町。
数軒手前から賑々しいざわめきが聞こえてくる。
一間の引き戸を開けると、木造の店内は百を超える酔客で埋まっている様子。
とりあえず、と国籍が異なる従業員に生ビールを頼む。
■どぜう丸煮
四寸程度の泥鰌らが丸ごと煮込まれ、牛蒡のささがけ、山椒と共に頂く。
骨を砕きながらの咀嚼、これは罪だ。
■甘海老の造り
甘海老の概念を覆す巨大なサイズ。
山葵醤油で身を喰らい、頭を引き千切ってみそを吸う、これも罪だ。
続けて頼んだ玉露割り、意外と濃ゆかったか、酩酊気分に。
半蔵門線、井の頭線で帰ります。
(了)
投稿者 yoshimori : June 30, 2008 11:59 PM